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ガザ地区南部の病院付近で、イスラエル軍の攻撃により40人が死亡

ガザ地区南部の病院付近で、イスラエル軍の攻撃により40人が死亡
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ガザ地区南部のハンユニスにある病院付近で、イスラエル軍の攻撃があり、一度に数多くのパレスチナ人が死亡した。

 

「誰でもターゲットにされている」

 

イスラエル軍は、数千人の民間人が避難している病院や救急車、学校を標的にしており、22日にはハンユニスにあるナセル病院に隣接する建物を攻撃し、少なくとも40人の遺体が病院に搬送されたという。

 

ガザ地区保健当局のアシュラフ・アル・クドラ報道官は、「数十人の犠牲者や負傷者が今も標的の場所や道路にいます。イスラエルの占領により、ハンユニスの西側での犠牲者や負傷者を救出する救急車の移動が妨げられている」と述べた。

 

パレスチナ赤新月社(PRCS)のスポークスマン、ネバル・ファルサク氏も、ハンユニスにあるナセル病院が、イスラエル軍による激しい攻撃にさらされていると述べている。

 

ファルサク氏によれば、パレスチナ赤新月社本部も砲撃で直接攻撃を受け、建物の3階部分が破壊され、施設内で少なくとも7人が死亡したという。

 

さらにファルサク氏は、救急車が負傷者からの通報に応じることができなかったとし、次のように述べた。

 

「現地の状況は非常に危険で、その地域で強い爆撃音が聞こえています。立ち去ろうとしたり、ただ通りを歩いたりしようとする人は、誰でもターゲットにされています」

 

住宅の破壊を楽しむイスラエル兵

 

ハンユニスでは、すでにイスラエル軍の空爆により、多くの建物が破壊されているが、さらにイスラエル兵は住宅を爆破し続けているという。

 

そしてイスラエル兵は、自分たちが40の住宅をどのように破壊したのか、を誇るように動画を撮影し、SNSにも投稿しているそうだ。

 

 

ガザ地区の保健当局は22日、10月7日以降、少なくとも2万5295人のパレスチナ人が殺害され、6万3000人が負傷したと発表した。

 

また過去24時間で、少なくとも190人のパレスチナ人が殺害され、340人が負傷したという。

 

英首相官邸「残念だ」

 

イギリスの首相官邸は22日、イスラエルのネタニヤフ首相が、パレスチナ国家樹立の反対を表明したことを受け、「イスラエルの首相から、このことを聞いて残念だ」と語った。

 

その上で報道官は記者団に対し、国家としてのパレスチナとイスラエルとが共存する、二国家解決策が、恒久的な平和への最善の道であるという立場に変わりはないと述べたという。

 

またアメリカとカナダの医療、公共部門、不動産サービスの従業員約200万人を代表する「サービス従業員国際労働組合(SEIU)」は、ガザ地区での戦争の終結を求めた。

 

 

「SEIU」のメアリー・ケイ・ヘンリー会長は声明で、「私たちは即時停戦、人質全員の解放、命を救う食料、水、医薬品、その他の物資をガザの人々に届けることを求める」と述べたそうだ。(了)

 

出典元:Al Jazeera:Israel’s war on Gaza live: Assault on Khan Younis intensifies(1/22)

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