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補助犬トレーナーが訴える、ニセ補助犬が迷惑な理由とは

補助犬トレーナーが訴える、ニセ補助犬が迷惑な理由とは
Facebook/trainingfaith

障がいや疾患を持つ人々が、安心して日常生活を送れるようにサポートする犬たちがいる。

 

盲導犬や介助犬のほかに、海外では病気による発作を察知する犬や、退役軍人のPTSDを支える犬など、活躍する補助犬の分野は幅広く、そして犬種も多岐に渡っている。

 

ニセ補助犬に怒り

 

アメリカではそんな補助犬とともに生きる人々は、連邦法によって守られている。

 

犬を連れて入店した人が「これは補助犬」と言ったら、入店を許可する必要があること、その際には、証明書の提示などは必要がないことなどが定められた法律だ。

 

補助犬のトレーナーであり、自身も補助犬の助けを借りて生活をしているtrainingfaithさん。彼女がtumbler上に投稿した、“ニセ補助犬”への怒りが大きな注目を集めている。

 

ケース1:甘やかされたニセ補助犬

 

ブログで紹介されている、1つめのニセ補助犬の例はこんな内容だ。

 

ポーチに入ったプードルとともにレストランに入店したひとりの客。店員にとがめられると、ため息とともに「これは補助犬だから」と言い放ち、席へと案内された。

 

席に着くとプードルはイスの上に座らされ、料理が運ばれてくると飼い主と一緒になって食事を楽しんだ。また、人が通り過ぎるたびに吠えたてて、耐えられなくなった他の客が帰ってしまうほど騒がしい存在だったという。

 

それでも店側は、「補助犬だ」と言われてしまった以上は、追い出すことはもちろん、「本当に補助犬なのか」と追及することもできない。

 

たとえそれがニセ補助犬なのが明らかだとしても。

 

実際に補助犬として訓練を受けた犬であれば、イスの上ではなく足元に座り、料理が運ばれてきても、人が通ってもじっとしているはずだ。帰る時まで、そこに犬がいることに気づかない人もいることだろう。

 

また、飲食店に入ることも多い補助犬は、衛生管理がしっかりとされていることもニセ補助犬との大きな違いだ。

 

ケース2:ニセの補助犬証明書を持つ男

 

2つめの例は、スーパーに入店する際に補助犬のIDをかざす男だ。

 

彼の犬は補助犬だと示すベストを着ており、一見すると不審な点は何もない。周囲に迷惑をかけることもないが、よく見ると飼い主を引っ張っていたり、商品の匂いをかいだりと訓練がされていない犬だということがわかる。

 

他の客から「撫でてもいいか?」と言われると、もちろんと答えた。

 

彼がかざしたのは、正式ではないニセの補助犬ID。ネットで簡単に手に入れたものだ。

 

ニセ補助犬が迷惑な理由

 

訓練された補助犬は、人や商品の多いスーパーでも集中力を途切れさせず、仕事を全うできる。

 

 

本当に補助犬が必要な人にとって、ニセ補助犬が迷惑な存在であることは言うまでもない。

 

1つめのケースは、補助犬への誤解を生んでしまい、本物の補助犬を連れた人が冷たくあしらわれてしまうことにつながりかねない。

 

また、誰にも迷惑をかけていないように見える2つめのケースにも問題がある。活動中の補助犬には、集中力を途切れさせるような行動をしてはいけない。「見知らぬ人から撫でられる」という行為もNGだ。

 

「補助犬なので撫でないでください」と伝えると、ニセ補助犬を撫でたことのある人から「失礼な人ね」と言われてしまうことがあるという。

 

ニセ補助犬は、補助犬が必要な人にとって不愉快以上の存在なのだ。

 

3年経っても注目を集める投稿

 

trainingfaithさんのこの投稿は、2015年10月に投稿されてから17万件以上の「いいね」を集めている。

 

3年近く前の投稿だが、2018年8月10日に画像共有掲示板のimgurで紹介されると、14万回近く閲覧され、600件を超えるコメントが寄せられた。

 

trainingfaithさんは、体調の変化を知らせたり、精神的に寄り添ったりする補助犬Faithとともに暮らしている。

 

 

ニセ補助犬がいなくなり、trainingfaithさんがFaithと不安のない日常を過ごせるように、と願わずにはいられない。(了)

 

出典元:Faith the Miniature American Shepherd
出典元:Faith & Defiance, The Migraine Alert Service Dogs
出典元:imgur「Fake service dogs?」(8/10)

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