まるでナチスの強制収容所…捕虜になったウクライナ兵の姿がショッキング
まるでナチス・ドイツの強制収容所から帰還したかのように、やせ細ったウクライナ兵の写真が公開されている。
体重は95kgから57kgに減少
そのウクライナ兵とは、Volodymyr Tsema-Bursovさん(41)だ。
彼は2022年にロシア軍がウクライナに侵攻した時、体重は95kgもあったが、その後捕虜としてロシア軍に捕まってしまったという。
そして先月、捕虜交換で釈放され、ウクライナに帰国。しかし体は、骨と皮だけの、おぞましい姿に変貌していた。
身長6.2フィート(約1.89m)のVolodymyrさんは、ロシア軍の捕虜になってから体重が半分ほど減り、現在は57kgしかない。
南部のマリウポリで捕虜になる
Volodymyrさんはウクライナの第56独立自動車化歩兵旅団に所属しており、2022年4月12日に、南部のマリウポリにあるイリイチ冶金工場がロシア軍に包囲された時、拘束されたという。
彼はその後、ロシアが占領したウクライナのルハンスク地域や、ロシア国内の拘留施設にも連行され、拷問を受けたと伝えられている。
Volodymyrさんはもともと音楽家で、マリウポリの町やクルーズ船などで演奏活動を行っており、2020年にウクライナ軍のオーケストラに採用された。
しかしロシア軍は、Volodymyrさんをアゾフ連隊の教官だと信じ、拷問を繰り返したそうだ。
伝えられるところによれば、ロシア兵は捕虜を殴打したり虐待したりしており、Volodymyrさんが釈放された時も、彼は非常に混乱し、自分がウクライナに戻っていることさえ気づかなかったという。
そして現在、彼は飢餓によって引き起こされた、様々な病気の治療を受けているそうだ。(了)
出典元:MailOnline:Shocking before and after pictures show Ukrainian soldier looking painfully thin after being freed from Russian captivity in scenes reminiscent of liberated Nazi camps(2/14)