Switch news

知っておきたい世界のニュース

「パレスチナに平和を!」世界中で、イスラエルのガザ侵攻に反対する抗議デモ

「パレスチナに平和を!」世界中で、イスラエルのガザ侵攻に反対する抗議デモ
X_PSC

先週末から日曜日にかけて、世界中でガザ地区に侵攻する反イスラエルのデモが行われた。

 

スペインでは閣僚まで参加

 

スペインのマドリードでは2月17日、数千人が町に繰り出し、「パレスチナに自由を」と書かれた横断幕や、「パレスチナに平和を」「パレスチナの苦しみを無視するな」と書かれたプラカードを掲げて行進したという。

 

しかも抗議デモには、スペインのペドロ・サンチェス首相の内閣から、少なくとも6人の閣僚がデモに参加し、オスカル・プエンテ運輸大臣も参加したそうだ。

 

プエンテ運輸大臣は記者団に対し、「即時停戦、無実の人々に対する殺害と、攻撃の停止が必要だ。人質全員の解放を達成しなければならない」と語った。

 

ロンドンでは25万人が参加

 

イギリスの首都・ロンドンでも2月17日、ガザ地区での停戦を求める抗議活動に、約25万人も参加したという。

 

今回のデモは、昨年10月以来、規模の点でトップ3に入る見込みで、デモ参加者はイスラエル大使館の外に到着し、そこでパレスチナとの連帯を求める演説や、静的な抗議活動を行ったそうだ。

 

「YouGov」の世論調査によれば現在、イギリス国民の3分の2が、ガザ地区での即時停戦を支持しているという。

 

ただ警察は、1500人以上の警察官を街頭に配置し、抗議活動を取り締まり、警察官への暴行や、顔を覆うものを外すことを拒否したなどの容疑で12人を逮捕した。

 

イスラエル国内でも抗議デモ

 

スウェーデンでも抗議デモが行われ、イスラエルに対し、ガザ地区南部のラファへの攻撃をやめるよう要求し、停戦を求めたという。

 

イスラエルでもテル・アビブや、ネタニヤフ首相の邸宅がある西エルサレムなどで抗議デモが行われ、数千人のデモ参加者が首相に捕虜交換の取引に応じるよう、または国内で即時に選挙をするよう求めたそうだ。

 

トルコ、アメリカ、カナダでも抗議活動

 

トルコのイスタンブールでもイスラエルに対する抗議デモは行われ、アメリカの首都、ワシントンD.C.でもデモが実施された。

 

ワシントンD.C.のデモを共同で主催した、パレスチナ青年運動のメンバーであるモハメド・カシム氏は、取材に対し「イスラエルがラファで地上侵攻を準備しており、パレスチナ人を祖国から民族浄化したいと考えている」と語った。

 

 

カナダの最大都市、トロントでも抗議活動が行われ、数千人がガザ地区での停戦を求めて、行進したという。

 

デモ参加者たちは、カナダ政府に対し、イスラエルに対する武器禁輸措置を実施し、戦争遂行への武器供与を停止するよう要求した。

 

 

東京でも2月18日、イスラエルに停戦を求める抗議デモが行われた。

 

 

また日本人の男性が3カ月間、ガザ地区での停戦を求めて、抗議活動を続けていることも紹介されている。

 

 

その男性とは、古澤裕介氏。彼は「ガザ虐殺を阻止せよ」と書かれた横断幕やプラカードを掲げ、スターバックスやマクドナルドの店舗の外、イスラエル大使館の前など、戦略的に場所を選び、抗議活動を続けてきたという。

 

また古澤氏は、自身の活動をインスタグラムに動画でアップロードしているそうだ。(了)

 

 

出典元:Al Jazeera:Thousands take part in pro-Palestine protests across the world(2/17)

記事が気に入ったら
Switch Newsをフォローしよう!


Return Top