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スペインの船が、ガザ地区へ支援物資を運ぶために、出航の準備

スペインの船が、ガザ地区へ支援物資を運ぶために、出航の準備
X_Open Arms

ガザ地区で餓死者が増える中、スペインの船が地中海のキプロスで支援物資を積み、出航の準備をしている。

 

キプロスのLarnaca港に停泊

 

その船とは、「Open Arms」だ。スペインの慈善団体「Open Arms」が所有している船だという。

 

「Open Arms」は現在、キプロスの Larnaca港に停泊し、人道支援物資を積み込み、ガザ地区へ届けるために、出航の準備を進めているそうだ。

 

イスラエル側も、この船による搬入を許可しているが、イスラエルの基準に従った安全検査を要求している。

 

支援物資と共に「はしけ」も曳航

 

慈善団体「Open Arms」の創設者、オスカー・キャンプス氏は取材に対し、同船が3週間前に Larnaca港に入港し、アメリカの慈善団体「ワールド・セントラル・キッチン」から提供された支援物資と共に、「はしけ」を曳航する予定だと語っている。

 

またすでにイスラエル当局が、基本的な食料品、米や小麦粉、ツナ缶など200トン分の貨物検査を開始したと明らかにした。

 

ただガザ地区には機能している港がなく、水深も浅いため、まだどこに停泊するのかは、明らかになっていない。

 

また船は、キプロスを出港してから、ガザ地区に到着するまで2、3日はかかるという。

 

現在、ガザ地区では「ワールド・セントラル・キッチン」のチームが支援物資を受け取るために、桟橋を建設しているそうだ。

 

「ワールド・セントラル・キッチン」はガザ全域に60の拠点を持ち、そこでガザ地区の住民に食料を配布する予定となっている。(了)

 

出典元:BBC:Gaza aid ship expected to set sail from Cyprus(3/9)

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