ロシア軍が攻撃をエスカレート、ウクライナの都市に連日ミサイルを撃ち込む
ロシア軍はここ数日間、ウクライナの首都・キーウなどに対する、ミサイル攻撃を激化させている。
攻撃は過去5日間で3回目
ロシア軍は3月25日にも、ウクライナの首都・キーウに対して、弾道ミサイルを撃ち込んだという。
キーウ市長のヴィタリー・クリチコ氏は、ロシア軍による攻撃で5人が負傷し、うち2人が病院に搬送されたと明らかにした。
このように首都に対して、激しいミサイル攻撃が行われたのは、過去5日間で3回目になるという。
I am grateful to Ukraine’s State Emergency Service rescuers, police, utility workers, and all other services involved in rescue and recovery following Russia’s attack on Kyiv this morning.
Russian terrorists launched ballistic missiles at Kyiv. Unfortunately, houses in a… pic.twitter.com/XFvvR4qQL2
— Volodymyr Zelenskyy / Володимир Зеленський (@ZelenskyyUa) March 25, 2024
ミサイルは上空で迎撃
ロシア軍は25日にも、南部のクリミア半島から2発の弾道ミサイルを発射したが、いずれもウクライナ軍により、上空で迎撃されたそうだ。
しかしウクライナ国家警察によると、ミサイルの破片により市内2地区の住宅と、別の地区のジムが被害を受けたという。(ただSNSには、大きく破壊されたビルの写真が投稿されている)
また市内では複数の爆発音が聞こえ、住民を恐怖に陥れたそうだ。
BREAKING:
Russia strikes Kyiv with ballistic missiles.
Buildings have collapsed. People are still under the rubble. Many fatalities reported. pic.twitter.com/cyUjedp71S
— Visegrád 24 (@visegrad24) March 25, 2024
Footage from the scene of shelling in #Kyiv pic.twitter.com/n4Vy7AYvKL
— NEXTA (@nexta_tv) March 25, 2024
露大統領がテロを利用か?
ロシアのモスクワ近郊では3月22日、コンサートホールで銃乱射事件が起き、133人が死亡。その後、ISIS(イスラム国)が犯行声明を出した。
またこのテロ情報については、アメリカ政府が事前に、ロシア側に伝えていたとも言われている。
しかしプーチン大統領は、このテロ攻撃がウクライナと関わりがあると示唆。
このためアナリストたちは、プーチン大統領が戦争への支持を強化するため、またウクライナへの攻撃をエスカレートさせる口実として、今回のテロ攻撃を利用する可能性があると見ている。(了)
出典元:ABC News:Kyiv endures a third air attack in 5 days as Russia steps up bombardment of cities(3/25)