イランはドローン3機を撃墜と発表、イスラエル側は沈黙
4月19日、イランの領土内で爆発があったが、その後少しずつ詳細が明らかになった。
3機のドローンを撃墜、被害はなし
アメリカの政府関係者は、4月19日にイスラエルがイランに対し、攻撃を行ったと明らかにした。
やがてイラン中部のイスファハーン州で爆発が起きたと報道されたが、詳細は明らかにされていなかった。
その後、イラン政府は、防空システムがドローン3機を撃墜したと発表。被害の報告はなかったという。
国際原子力機関(IAEA)もまた、イラン国内にある6つの核施設に被害はないと発表している。
イラン当局は現在、ドローンがどこから発射されたのか、攻撃の背後にいるのは誰かを特定するために調査を行っているという。
イスラエル側は今回の件について、攻撃したことも含めて、一切コメントしていない。
イラン軍の地上軍総司令官であるKioumars Heydari氏は、他の潜在的な脅威に対抗するために、軍が引き続き警戒していると述べた。
Air defense can be seen over Isfahan, Iran, shortly after a U.S. official confirmed to ABC News Israeli missiles have hit a site in Iran.
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— ABC News (@ABC) April 19, 2024
Iranian anti-aircraft systems have shot down suspected drones near a military base in Isfahan, which Iran says was a thwarted Israeli attack. Here’s what we know so far ⤵️ pic.twitter.com/IEmShyyIkN
— Al Jazeera English (@AJEnglish) April 19, 2024
米、ラファへの地上侵攻を支援せず
一方、ガザ地区ではイスラエル軍の攻撃が続けられ、南部のラファでは4月19日にも、空爆により7人のパレスチナ人が死亡したという。亡くなった人のほとんどが、女性や子供だったとされている。
またイスラエル軍が、ラファへの地上侵攻を準備しているとの報道もあり、危機感が広がっている。
そんな中、アメリカのブリンケン国務長官は4月19日、ラファへの地上侵攻がなくても、イスラエルは目的を達成できると発言。その上で、ラファへの地上侵攻に関して、アメリカ政府は支援を行わないと述べた。
米、イスラエルに追加の武器支援を検討
その一方でアメリカ政府は、イスラエルに対し7億ドル(約1000億円)相当の戦車の弾薬、5億ドル(約770億円)相当の戦闘車両、1億ドル(約155億円)弱の迫撃砲弾を提供することを検討しているという。
またアメリカは4月18日、国連の安全保障理事会で、パレスチナの国連加盟への道を開く決議案に対して、拒否権を発動した。
15カ国による投票では賛成が12、アメリカが反対、イギリスとスイスは棄権したそうだ。アメリカの同盟国であるフランス、日本、韓国はこの決議案に賛成したという。
ガザ地区の保健当局によれば、4月19日には過去24時間で42人が死亡、63人が負傷したという。また昨年の10月7日以来、3万4012人のパレスチナ人が死亡、7万6833人が負傷したそうだ。(了)
出典元:Al Jazeera:Israel’s war on Gaza live: Toll rises amid ‘Israeli hit’ on Iran’s Isfahan(4/19)