南京市で着工予定の大型駅が、「生理用ナプキンみたい」と話題に
中国江蘇省南京市で、大規模な駅の建設プロジェクトが進められている。それに注目が集まっているのだが、理由は市が全く意図していなかったもの。外観デザインが生理用ナプキンにそっくりだというのだ。
4000億円の駅建設プロジェクト
南京市は、200億元(約4247億円)をかけた大型駅建設プロジェクトを進めている。最近、その設計プランが江蘇省政府と中国国家鉄路集団に認可され、正式発表された。
今年前半には着工される予定で、完成すれば37.6平方キロメートルの敷地を占める同市で最大の駅となる。完成後は毎年3650万人が利用すると見込まれている。ところが、市が力を入れたこの駅が、中国のSNSでさんざんからかわれている。
Nanjing North Railway Station, the new version of the fairy tale "The Emperor's New Clothes", the design takes the idea of plum blossom?
南京北站,新版童话《皇帝的新装》,设计取意梅花,梅花表示很无辜,推友们认为它像什么?#南京 #北站 #梅花 #设计 pic.twitter.com/dKonY0xROj— Wind Lamp風中燈 (@laguizhong) April 14, 2024
生理用ナプキンか、梅の花か
設計者によれば、駅の外観は梅の花を模しているとのこと。だが、中国SNSのユーザーたちからは、生理用ナプキンにしか見えないという声が上がっている。海外メディアは、微博(weibo)に書き込まれたこんなコメントを引用している。
これは巨大な生理用ナプキンだ。梅の花に見えると言う方が恥ずかしい。
私たちが一目で生理用ナプキンだとわかる形なのに、設計した人にはそれがわからなかったの?
駅のデザインを花に見立てると花びらは4枚だが、実際の梅の花は花びらが5枚あると指摘する人もいる。また駅の形をネタにした、ジョークや皮肉も多数投稿されている。
生理を恥ずかしいものとしてネガティブに扱うのはよくない。今回のことは、それを世の中にアピールするチャンスなのだ。つまり、この駅のデザインは、時代に先行しているということだ。
駅にどれだけ多くの利用客が流れ込んで来ても、溢れることなく、一日中サラッと乾燥して快適だ。
地元メディアによれば、駅の完成は2028年になるそう。(了)
出典元:BBC:Chinese internet amused by building that looks like sanitary pad(4/16)
出典元:MailOnline:Proposed design for a train station in Nanjing is ridiculed by Chinese internet users – with one joking ‘that is a giant sanitary pad!’(4/16)