Switch news

知っておきたい世界のニュース

ロシア軍がウクライナ東部で前進、ドネツク州の村を占領

ロシア軍がウクライナ東部で前進、ドネツク州の村を占領
X_Military Summar

ウクライナ東部の前線で、ロシア軍が進軍を続け、村を占領したと報じられている。

 

アウディイウカ北西部の村を占領

 

ロシア軍は4月21日、ドネツク州の要衝、アウディイウカの北西部にあるOcheretyne村を占領したという。

 

ロシアの戦争ブロガーが投稿した映像にも、Ocheretyne村にロシアの国旗が翻る様子映っていた。

 

ロシア軍は10日間で5kmも進軍しているとされ、攻撃のペースを速めていると言われている。

 

ロシア軍は滑空爆弾を使い壕を破壊

 

ウクライナ軍は今年2月に、アウディイウカから撤退。その後、Durna川沿いの集落に防衛ラインを確立しようとしてきた。

 

しかしここ数週間は、ロシア軍の増援部隊が前進しており、空中発射用の滑空爆弾を使用してウクライナの強力な壕(掩蔽壕)を粉砕しているそうだ。

 

ロシアの国防省も、ウクライナ兵が銃撃を浴びながら、小さな集団となってOcheretyne村から撤退したと主張。SNSに投稿された動画にも、吹き飛ばされた窓や、瓦礫で埋め尽くされた道路、破壊された管理棟などが映っていたという。

 

道路と鉄道の拠点でもあったOcheretyne村には、かつて3000人が暮らしており、現在は防衛網の中心地点となっている。

 

ウクライナ軍は状況が困難であることを認め、ロシア軍がOcheretyne村のいくつかの建物を掌握し、南部を占領したと発表。ただし、村の大部分はウクライナ側に残っており、コントロール下にあると述べた。

 

またウクライナ軍は、ロシア軍が化学兵器と称するものを含む、あらゆる兵器を使用していると主張している。

 

アメリカにあるシンクタンク「戦争研究所(ISW)」は、「ロシア軍司令部はおそらく西側諸国からの援助が到着する前に窓が閉まることに気づいており、窓が閉まる前に攻撃的利益を確保しようとしている」との見方を示している。(了)

 

出典元:The Guardian:Russian forces make significant gains in eastern Ukraine(4/23)

記事が気に入ったら
Switch Newsをフォローしよう!


Return Top