レバノンの「ヒズボラ」がイスラエル北部を攻撃、激しい火災が発生
イスラエル軍と、レバノン南部を支配下におく武装組織「ヒズボラ」との間で、攻撃の応酬が続いている。
「ヒズボラ」によるロケット弾攻撃
イスラエル軍は6月2日の朝、レバノン北東部にある「ヒズボラ」の施設を夜間に、戦闘機で空爆したと明らかにした。
またイスラエル軍は、レバノン南部の町、Bint Jbeilにある「ヒズボラ」の施設、そして他の町にある司令部も空爆したという。
これに対し「ヒズボラ」も6月2日、合計で40に及ぶロケット弾を、イスラエル北部に向けて発射。これらはいずれも、イスラエル軍によって迎撃されたとみられている。
ただ6月2日の夕方には、「ヒズボラ」により、少なくとも15のロケット弾がゴラン高原にあるKatzrin市に向けて発射され、都市の南で大きな火災が発生したそうだ。ただし、イスラエル側に負傷者が出たとの報告はない。
החזית מתרחבת. תושבי קצרין קיבלו קריאת השכמה עצובה.
אבל האמת היא שכך בדיוק נראים יישובי החזית הצפונית כבר 8 חודשים, יום-יום, ותחת התנאים האלה הממשלה רוצה שאנשים יחזרו לגור.
לא יקרה. קמנו.
רק אנחנו נקבע באילו תנאים נחזור, ובאילו לא.בינתיים הממשלה מוזמנת ליישב את יישובי החזית… pic.twitter.com/n4xuEEKVCX
— קומו (@kumu_il) June 2, 2024
「フーシ派」も弾道ミサイルを発射
一方、イエメンの反政府組織「フーシ派」も6月3日、イスラエル領内に向けて、新しい弾道ミサイルを発射したと発表した。
「フーシ派」によれば、新しい弾道ミサイルは「パレスチナ」と名付けられ、イスラエル南部にあるEilat市に向けて発射されたという。
しかしイスラエル軍は、この弾道ミサイルを迎撃し、ケガ人なども報告されていないそうだ。
イランの軍事顧問が死亡
イランのメディアは6月3日、イスラエル軍によるシリアの都市、アレッポへの空爆で、イスラム革命防衛隊(IRGC)の軍事顧問が死亡したと明らかにした。
イスラエル軍による攻撃は6月2日の夜、アレッポ西部の町、ハイヤンにある工場へ行われたとみられ、地元の人権団体も、シリア人と外国人戦闘員を含む親イランのグループのメンバー、16人が死亡したと報告している。
イスラエル軍がガザ中部を空爆
一方、ガザ地区中部では6月3日にも、イスラエル軍による空爆が行われ、建物が爆発する様子が撮影された。
لحظة استهداف طائرات الاحتلال لبرج سكني في مخيم البريج pic.twitter.com/57QdDWfZZH
— أنس الشريف Anas Al-Sharif (@AnasAlSharif0) June 3, 2024
この空爆はBureij難民キャンプに対して行われ、まだ犠牲者の数も明らかになっていない。
ただ以前行われたイスラエル軍によるBureij難民キャンプへの攻撃では、3人の子供を含む少なくとも11人のパレスチナ人が殺害されたという。
またイスラエル軍は6月3日、「ハマス」に人質になっていた4人の死亡を確認したと発表した。(了)
出典元:Times of Israel:2 hurt as Hezbollah shells north, launches explosive drones after wave of IDF strikes(6/2)
出典元:Al Jazeera:Israel’s war on Gaza live: ‘No escape from this genocide’(6/3)