イスラエル軍がガザ市にある2つの学校を攻撃、30人以上のパレスチナ人が死亡
イスラエル軍は8月4日、ガザ地区北部の学校に空爆を行い、数多くのパレスチナ人が殺害された。
多くの人が瓦礫の下に埋もれる
イスラエル軍は、北部ガザ市にあるハッサン・サラメ学校とアル・ナスル学校へ攻撃を行い、30人のパレスチナ人が殺害された。
アル・ナスル学校では、約16人のパレスチナ人が依然として、瓦礫の下に埋もれ、行方不明になっているという。
これらの学校には、ガザ地区の他の場所から避難してきた多くのパレスチナ人が集まっており、今回の攻撃による死傷者の8割が子供だったそうだ。
🚑Palestine Red Crescent teams transported several martyrs and injured individuals following the Israeli occupation’s airstrikes on the Al-Nasr and Hassan Salama schools in northwest #Gaza City.
📷Footage by volunteer Yousef Khader. pic.twitter.com/eZMKHnqNVP— PRCS (@PalestineRCS) August 4, 2024
これらの学校への攻撃は、事前に警告なしに行われており、イスラエル軍はこの学校が、「ハマス」の戦闘員の隠れ場所として、または指令センターとして使われていたと主張している。
ガザ地区中部の住宅へも攻撃
一方、イスラエル軍は8月4日、ガザ地区中部の町、Deir el-Balahの中心部にある住宅も攻撃。パレスチナ人の民間人2人が死亡した。
またイスラエル軍はガザ地区南部のハンユニス南東部や南部の町に住むパレスチナ人に対して、避難命令を出したという。
パレスチナの住民たちは、イスラエル軍から「これらの地域に民間人が存在することは危険であり、リスクが高い」と警告されたそうだ。
しかしこれまでもこの地域の住民に対しては、何度も避難命令が出されており、イスラエル軍が安全地帯と指定した場所でさえ、攻撃にさらされている。
各国がイランやレバノンから避難命令
イスラエル軍が、「ハマス」の指導者や「ヒズボラ」の司令官を殺害してから、この地域での緊張が高まっており、すでに各国が自国民に対して避難するよう要請している。
アメリカやイギリス、そしてサウジアラビア、イタリアなどはすでに、レバノンにいる自国民に対して、「出国」するよう、または旅行へ行かないよう、求めている。
フランスもイランに在住している自国民に対して、一時的に出国するよう要請した。(了)
出典元:Al Jazeera:Israel’s war on Gaza live: 30 killed in Israeli attacks on schools(8/4)