イスラエル軍がレバノンの広範囲を空爆、過去24時間で82人が死亡
イスラエル軍は9月29日もレバノンの広い範囲を空爆し、多くのレバノン人の犠牲者が出ている。
首都の内部も初めて空爆
レバノンの保健省によれば、イスラエル軍は戦闘機を使い、東部や首都ベイルートの南部郊外を含む全国各地で、ノンストップの空爆を続けているという。
そしてこれらの攻撃により、29日には82人(105人との報道も)が死亡し、359人が負傷したそうだ。
また首都・ベイルートのKola地区にあるマンションも爆撃され、首都内で初めて空爆が確認された。
イスラエル軍も、レバノン南部や奥深くにある「ヒズボラ」の施設など、約120カ所を攻撃したと認めている。
BREAKING: An Israeli strike has hit the upper floor of an apartment building in the Kola district of Beirut.
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— Al Jazeera English (@AJEnglish) September 29, 2024
Forcibly displaced families sleep in Beirut’s Martyrs’ Square after fleeing Israeli air attacks in Lebanon’s south amid further Israeli bombardment in the capital.
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— Al Jazeera English (@AJEnglish) September 29, 2024
イエメンの港湾都市も攻撃
またイスラエル軍は、「フーシ派」が統治しているイエメンの港湾都市、Hodeidahも攻撃。港や発電所などの、主要インフラを標的にしたという。
これにより「フーシ派」が、イスラエルの港や、海上にあるガス施設への攻撃を拡大し、作戦をエスカレートさせる可能性があるとの見方が出ている。
Israeli fighter jets have bombed Hodeidah, the port city in Yemen controlled by the Houthis. The Houthis have repeatedly launched attacks at Israel this year in support of Palestinians in Gaza. pic.twitter.com/dZJwpWUGs6
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一方、レバノンからもロケット弾が、イスラエル北部に発射され、警報システムが作動したそうだ。しかしその後、イスラエル軍は飛翔体の迎撃に成功したと明らかにした。
ガザ地区では28人が死亡
イスラエル軍は29日も、ガザ地区北部のガザ市や、中部のDeir el-Balahなど全域で攻撃を続けている。
ガザ市にある市立公園付近では、イスラエル軍の攻撃で2人のパレスチナ人が死亡。また中部のDeir el-Balahにあるテントも標的にされ、多数が負傷したという。
同じく中部のヌセイラト難民キャンプの住宅も攻撃され、2人のパレスチナ人が殺害された。
南部のハンユニスでも、イスラエル軍の無人機攻撃により、民間の車が狙われ、2人の死亡が確認されている。
ガザ地区の保健当局によれば、29日にはイスラエル軍の攻撃により、少なくとも28人のパレスチナ人が殺害されたという。(了)
出典元:Al Jazeera:Israel attacks Lebanon live: 82 killed by Israel in Lebanon so far today(9/29)