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世界を歩いて旅してきた英男性、泳いでカスピ海を渡る

世界を歩いて旅してきた英男性、泳いでカスピ海を渡る
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イギリス人男性が先日、カスピ海を泳いで渡り、注目を集めている。

 

入国できずに立ち往生

 

その男性とは、イギリス軍・元空挺部隊員のカール・ブッシュビーさんだ。

 

彼は1998 年にチリを出発し、交通機関を一切使わず、アメリカ大陸やアジアを歩いて旅してきたという。

 

しかしその後、西側諸国と緊張状態にあるロシアやイランに入国できなくなり、カスピ海の東側で立ち往生を余儀なくされてしまう。

 

そこでブッシュビーさんは、唯一の進路である、カスピ海を泳いで渡ることを決心。先日、ついに300kmの距離を泳ぎ切り、横断に成功した。

 

すでに旅の3分の2以上を移動

 

カスピ海に到着した時、ブッシュビーさんは全行程、3万6000 マイル(約5万8000km)の旅の3分の2以上を歩いてきたという。

 

そして2023年に初めてカスピ海で泳ぎ始めたが、当初は支援を得られず、その後アゼルバイジャン政府が支援に乗り出したそうだ。

 

結局、ブッシュビーさんにはアゼルバイジャンの沿岸警備隊の隊員と、国の代表チームの水泳選手2人が同伴し、彼は31日間泳ぎ、カスピ海を渡ることができたという。

 

彼は南米のチリを出発したのち、アメリカ大陸を北上。アラスカまで到達した後、2006年にシベリアに渡り、アジアの砂漠などを歩き続けてきたそうだ。

 

そして現在、ブッシュビーさんはヨーロッパに近づいており、来年にはイングランドの町、ハルに到着し、ゴールしたいと望んでいる。(了)

 

出典元:BBC:Round-the-world walker swims across Caspian Sea(10/19)

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