レバノン東部にイスラエル軍が40回も空爆、38人が死亡、50人が負傷
イスラエル軍は11月6日、レバノン東部を激しく空爆し、数多くの市民が死亡した。
ベカー渓谷東部の都市を攻撃
レバノン東部のバールベック・ヘルメル県の知事によれば、11月6日にはベカー渓谷東部の都市、バールベック周辺に対し、イスラエル軍の空爆が40回行われたという。
この空爆により、少なくとも38人が死亡、54人が負傷したそうだ。
またレバノン中部の町、Barjaでも11月5日にイスラエル軍の空爆が行われ、マンションがターゲットにされた。
その後、崩れた瓦礫の中から救出作業が進められていたが、6日には救助隊が30人の遺体を回収したという。
現在も捜索活動が進められているが、まだ瓦礫の下に、何人の生存者や遺体が残されているのか、不明なままとなっている。
ガザ北部の病院を襲撃
一方、ガザ地区でもイスラエル軍による攻撃が続いており、特にガザ地区北部にあるカマル・アドワン病院は11月6日に、再びイスラエル兵の襲撃を受けたという。
この病院はすでにイスラエル軍により包囲されており、これまでも砲撃や襲撃の標的にされてきた。下の動画は、イスラエル兵の銃撃から逃れ、上の階から避難する患者の様子。
REPORT: The IDF, which multiple doctors and Gaza’s Health Ministry report has been “violently bombing and destroying Kamal Adwan Hospital” for at least the past two days, is now claiming that six children in the hospital’s nursery and maternity wards, as well as the hospital’s… https://t.co/vTYdPYFa1U pic.twitter.com/EWty9o6ty4
— Drop Site (@DropSiteNews) November 5, 2024
またイスラエル軍は、ガザ地区北部のTal al-Zaatar地区で民間人のグループを標的に空爆を行い、少なくとも5人のパレスチナ人が殺害された。
同じく北部にあるガザ市のRemal地区でも、イスラエル軍のドローン攻撃により、4人のパレスチナ人が死亡、複数が負傷したそうだ。
この攻撃は、パレスチナ赤新月社(PRCS)の本部付近で行われ、その後、救急隊員が死傷者をガザ市のバプテスト病院(アル・アハリ・アラブ病院)に搬送したという。(了)
出典元:Aljazeera:LIVE: 38 killed as Israel bombs Lebanon; north Gaza still under siege(11/6)