米軍がイエメンに猛烈な空爆、爆撃されても動揺しない店主の動画が話題に

アメリカ軍は現在もイエメンの「フーシ派」の拠点などを攻撃し続けているが、その空爆の際に撮影された動画が注目を集めている。
店の外で激しい爆発
アメリカ軍は3月23日、イエメン北西部のサアダ県に対し空爆を行い、その様子が現地にある店の防犯カメラで撮影された。
映像には、店の窓の外で複数回、激しい爆発が起き、繰り返し空が真っ赤に染まる様子が映っていた。
しかし店の主人は動揺することなく眺め、怖がる息子をなだめ続けていた。困難に直面しても動じないイエメン人店主の姿は、多くのネットユーザーから賞賛を集めたという。その動画がこちら。
Watch the American bombardment on Yemen and witness the courage of the shopkeeper and his son, facing tons of explosives and the latest, most precise missiles being dropped near them. This is the Yemeni, with unwavering determination, from the cradle of time. pic.twitter.com/yYrhMz5my8
— 𝐓𝐍𝐓 (@TNT_arabic) March 26, 2025
連日、アメリカ軍が空爆を実施
「フーシ派」が運営する「アル・マシラーTV」は23日の夕方、この空爆が「フーシ派」の拠点である同県の中心都市、サアダ周辺を狙ったものだと報じた。
またこの空爆の数時間前、「フーシ派」は紅海北部にいる米空母「ハリー・S・トルーマン」とイスラエル中部のベン・グリオン空港に、新たな攻撃を仕掛けたという。
しかもアメリカ軍は、3月25日にもサアダ西部のサハル地区に対して5回の空爆を行い、「フーシ派」系のメディアは26日、少なくとも17回の空爆がサアダとアムランを襲ったと報じた。
トランプ政権は、イエメンへの攻撃は「フーシ派」の軍事施設などを狙ったものだと主張しているが、すでに多くの民間人の死傷者が出ている。(了)
出典元:Free Press Journal:WATCH: Yemen Shopkeeper Witnesses US Airstrikes On Houthi-Dominated Saada Province; His Unwavering Strength Garners Netizens’ Praise(3/26)
出典元:Aljazeera:Houthis say 17 air strikes hit Yemen as rebels attack US, Israeli targets(3/26)