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【新型コロナ】中国の黒龍江省でクラスター発生、居住エリアなどを封鎖

【新型コロナ】中国の黒龍江省でクラスター発生、居住エリアなどを封鎖
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中国東北部の都市で新型コロナウイルスのクラスターが発生し、省をまたいで感染が確認されている。

 

ある人物を中心にクラスターが発生

 

その都市とは黒龍江省にあるハルビンだ。人口約1000万人のこの都市では先日、クラスターが発生したため、感染者が確認された居住区が14日間封鎖される事態となったという。

 

そのクラスターの中心になったとみられるのは、「Chen」さんと呼ばれる87歳の男性だ。彼は息子の友人らと夕食を共にしてから4日後の4月2日以来、2つの病院に入院。

 

4月21日までに彼の周りにいた78人が新型コロナウイルスに感染したという。

 

いずれも病院や病室が同じ

 

そのうち55人は感染が確認されており、残りの23人も新型コロナウイルスの陽性反応が出ているが、まだ症状は表れていない。

 

感染した人は主に「Chen」さんの家族、同じ病院の患者とその家族、さらに看護師や医師などで、彼らは「Chen」さんと直接または間接的に接触があったと言われている。

 

また21日にも7人の新たな感染者が確認されており、そのうちの4人は「Chen」さんと同じ病室(または病棟)にいたそうだ。残りの3人は病院の医療従事者とされている。

 

さらにこのウイルスは省を越えて発見されており、遼寧省では4月16日に1人の感染者を確認。その人物の父親は、「Chen」さんと同じ病院にいたという。

 

そして4月20日には隣接する内モンゴル自治区でも1人の新型コロナの感染者が見つかっており、その人物も「Chen」さんと、遼寧省の感染者の父親と同じハルビンの病院にいたとされている。

 

別の記事ではクラスターの原因は若い女性

 

一方、東亜日報の記事でも、中国政府がハルビン市に対して準封鎖措置を実施したと伝えている。

 

これを受けてハルビン市政府は、市内すべての住居団地と農村の入口を封鎖。外部者や外部車両の進入や、結婚式や葬式も禁止し、公演、競技、フォーラム、展示などの大型イベントも中止になったという。

 

ただ今回のクラスターの原因となった人物を、米国から香港と北京を経て帰国した留学生の韓さん(女性・22)と報じている。また韓さんは今月初めに上海にも行っており、中国内のコロナ再流行の範囲が広がることが懸念されていると伝えた。

 

ハルビン市では全ての外国人が居住区に入ることを禁じ、すでに4月の初旬には海外から渡航してきた人に28日間の隔離や、2つの核酸検査、抗体検査を行うよう命じているそうだ。(了)

 

出典元:METRO:China puts new city of 10,000,000 people on lockdown after outbreak(4/23)

出典元:東亜日報:ハルビンで71人集団感染、中国が再び「準封鎖措置」(4/23)

出典元:Shine:Call to boost capability, range of COVID-19 tests(4/23)

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