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イスラエル軍の空爆により、ガザ地区で米国籍の人質が安否不明

イスラエル軍の空爆により、ガザ地区で米国籍の人質が安否不明
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イスラエル軍は連日、ガザ地区を攻撃し続けているが、その空爆により人質が行方不明となっている。

 

イスラエル系アメリカ人の男性

 

ハマスの軍事部門「カッサム旅団」の報道官は4月19日、人質となっていたイスラエル系アメリカ人のエダン・アレクサンダー氏(21)の安否が不明だとし、彼を監視していた戦闘員も殺害されたことが確認されたと述べた。

 

「ハマス」は4月15日、イスラエル軍がアレクサンダー氏を拘束していた場所を攻撃した後、彼の監視員との連絡が途絶えたと発表していた。

 

アレクサンダー氏はアメリカのニュージャージー州出身で、イスラエル軍の兵士とされ、トランプ政権のスティーブ・ウィトコフ特使は3月、「ガザ地区でハマスに拘束されている最後のアメリカ人の人質とみられるアレクサンダー氏の解放は、最優先事項だ」と述べていた。

 

「カッサム旅団」の報道官は、「アレクサンダー氏と他の人質の安否は依然として不明だ」と述べ、監視員の殺害とアレクサンダー氏の安否不明はイスラエルの責任だと非難、次のように述べた。

 

「我々は、残虐な攻撃にもかかわらず、すべての人質を保護し、彼らの命を守ろうと努めている。敵軍による犯罪的な爆撃作戦によって、人質の命が危険にさらされている」

 

イスラエル側は、「ハマス」が人質を殺害したと非難しているが、「カッサム旅団」の報道官は否定。

 

むしろイスラエル側が、このような空爆の結果を隠蔽するため、人質を非人道的に扱っていると「嘘をつき」、元人質からの「偽の証言を捏造」していると主張した。

 

米軍がイエメンを29回も空爆

 

一方、ガザ地区ではイスラエル軍による攻撃が続けられ、19日には中部のヌセイラトでドローン攻撃により、1人のパレスチナ人が殺害されたという。

 

またガザ地区北部のベイトハヌーンでも、イスラエル軍のドローンがパレスチナ人に発砲。1人が死亡し、複数人が負傷した。

 

ガザ地区南部のアル・マワシ地区でも、イスラエル軍の空爆が行われ、避難所にいた1人のパレスチナ人が死亡、2人が負傷したそうだ。

 

19日の早い時間には、イスラエル軍のヘリがアル・マワシ地区にあるテントを攻撃。少なくとも5人のパレスチナ人が殺害された。

 

北部のガザ市にあるシュジャヤ地区とトゥッファ地区の住宅街でも19日、イスラエル軍によるドローン攻撃が行われ、6人のパレスチナ人が死亡したという。

 

アメリカ軍もイエメンを攻撃し続けており、「フーシ派」系テレビ局「アル・マシラ」は19日、首都サナアの3つの地区への空爆で3人が死亡、4人が負傷したと報じている。

 

アメリカ軍は、イエメン西部のサナアやアムラン県、マリブ県、ホデイダ県などを標的にし、19日には少なくとも29回の空爆を繰り返したという。(了)

 

出典元:Aljazeera:LIVE: US targets Yemen, almost 100 killed in Israeli attacks across Gaza(4/19)

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