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トランプ氏の軍事パレード、「精彩を欠いた」との声が上がる

トランプ氏の軍事パレード、「精彩を欠いた」との声が上がる
YouTube/FOX 35 Orlando

アメリカの首都・ワシントンD.C.で6月14日に軍事パレードが行われたが、あまり評判は良くなかったらしい。

 

「間違いなく最悪の軍事パレード」

 

この軍事パレードは、アメリカ陸軍創設250周年を記念し、トランプ大統領の79歳の誕生日に合わせて行われた。

 

トランプ大統領は、かねてからアメリカの強さと権威を示すため、軍事パレードを行いたいと望んでおり、当日には約6600兵士が行進し、戦車や軍用車両、ヘリコプターなども姿を現したそうだ

 

しかし、行進した兵士たちの足並みはバラバラで、パレード後には人々から「精彩を欠いた」や「グダグダだった」との声も上がったという。

 

退役軍人のクリストファー・デイビッド氏は、SNSの「X」において、次のように厳しい評価を下した。

 

「私は、数え切れないほどの軍事パレードに参加してきた。観客として見ていたのは、おそらく何十回もだろう。そして、今回は私がこれまで見た正式な軍事パレードの中で、間違いなく最悪で、最もずさんな行進だった。まるで兵士たちがトランプに『くたばれ』と言っているようだった」

 

観客もあまり集まらず

 

また当初、軍事パレードの観客は20万人と推定されていたが、会場となったワシントン記念塔付近でも、人々があまり集まっていなかった。

 

 

兵士などの行進中も、沿道にはあまり観客が集まっておらず、所々に隙間も見えていた。

 

 

もっとも観客が集まらなかった理由として、雨が降り、湿度が高く、雷雨の恐れもあったといった天候のせいもあるかもしれない。

 

ただトランプ政権のマルコ・ルビオ国務長官の退屈そうな表情もカメラで撮影されており、トランプ氏自身も、妻のメラニア夫人と共にパレードを見ながら、落胆し、退屈そうな表情を浮かべている映像も映し出された。

 

巨額の費用に批判も

 

このパレードには最大4500万ドル(約65億円)の費用がかかったとされ、重戦車が街の道路を破壊しかねないことでも批判されていたという。

 

しかも当日には、反トランプ・デモ「ノー・キングス(王様はいらない)」も行われ、数多くの参加者がロサンゼルスやニューヨーク、フィラデルフィア、ヒューストンなどの主要都市をはじめ、各地で抗議活動を行ったそうだ。(了)

 

出典元:METRO:Americans mock underwhelming Flag Day parade with soldiers ‘marching out of step’(6/15)

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