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イスラエル軍、ガザ市へ深く進攻、70人のパレスチナ人が死亡

イスラエル軍、ガザ市へ深く進攻、70人のパレスチナ人が死亡
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イスラエル軍は、ガザ地区北部のガザ市へ侵攻を始めており、数多くのパレスチナ人を殺害している。

 

ガザ市のサブラ地区へ戦車が進軍

 

イスラエル軍は、ガザ市を制圧し、約100万人のパレスチナ人を南部へ強制移住させようとしており、8月23日にはイスラエル軍の戦車が、ガザ市サブラ地区に進軍する様子が見られたという。

 

サブラ地区は、包囲されているザイトゥーン地区に近く、同地区はここ1週間、イスラエル軍の攻撃対象となっている。

 

ガザ市のアル・アハリ病院の関係者によれば、イスラエル軍によるサブラ地区への空爆で子供1人が死亡したという。

 

またイスラエル軍は、ガザ地区北部のジャバリア地区やジャバリア・アル・ナズラ地区でも攻撃を行い、町に砲弾が着弾したそうだ。

 

さらにガザ地区南部のハンユニスにあるアスダ地区でも、イスラエル軍が避難民のテントに砲撃を行い、子供6人を含む16人が死亡した。

 

ガザ地区全域では8月23日、イスラエル軍の攻撃により、少なくとも70人のパレスチナ人が殺害されたという。

 

ガザ地区の保健当局は23日、過去24時間で2人の子供を含む8人のパレスチナ人が、栄養失調で死亡したと発表した。

 

ヨーロッパ各地で抗議デモ

 

ガザ地区で飢饉が公式に宣言されたことを受け、23日にはヨーロッパ各地の都市で数千人が抗議デモや集会を開き、街頭に繰り出したという。

 

ガザ地区への連帯を示す抗議デモは、オーストリアのウィーンやスイスのチューリッヒ、ドイツのベルリン、ベルギーのブリュッセル、スウェーデンのストックホルムで行われたそうだ。

 

ヨーロッパの多くの市民社会団体がデモを支持しており、デモでは、ガザ地区の子供や民間人の飢餓と、イスラエル軍による殺戮の終結を求めるスローガンが掲げられた。

 

イスラエルへの経済制裁を要求

 

イギリス議会では、スコットランド国民党(SNP)がスターマー首相に対し、イスラエルへのさらなる行動をとるよう求めた。

 

スコットランド国民党のブレンダン・オハラ氏は書簡の中で、スターマー氏が取るべき行動として、イスラエルへの完全な武器禁輸、パレスチナ国家の即時承認、国際司法裁判所(ICJ)が提起したジェノサイド防止訴訟への正式な参加、そしてイスラエルへの経済制裁などを​​挙げたという。

 

またオハラ氏は、ガザ地区への支援物資輸送のための海軍の作戦の実施と、イスラエルのネタニヤフ首相とその閣僚に対する国際逮捕状を執行する確約を求め、「これを怠ることは、法的義務違反に当たる」と書簡の中で強調した。(了)

 

出典元:Aljazeera:LIVE: Israel expands Gaza City offensive, eight more starve to death(8/23)

出典元:Aljazeera:Israeli attacks kill 51 across Gaza as troops push deeper into Gaza City(8/23)

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