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イスラエル軍に拘束されたグレタさん、拘置所で虐待を受ける

イスラエル軍に拘束されたグレタさん、拘置所で虐待を受ける
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「グローバル・スムード船団」に参加していたスウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥーンベリさんがイスラエル軍に拘束された後、虐待を受けたと報じられている。

 

解放された活動家らが証言

 

「グローバル・スムード船団」の船に乗っていた活動家らは、イスラエル軍に拘束された後、10月4日には国外追放され、137人がトルコのイスタンブールに到着したという。

 

解放されたトルコ人ジャーナリスト、Ersin Celik氏は地元メディアに対し、イスラエル軍がグレタさんを「拷問」したのを目撃したと語った。

 

Celik氏によれば、「グレタさんはイスラエル兵により、髪を掴まれて地面を引きずり回され、殴られ、イスラエルの国旗にキスを強要された」という。

 

「まるで動物のように扱われた」

 

またマレーシア人活動家、Hazwani Helmi氏とアメリカ人活動家、ウィンドフィールド・ビーバー氏も、イスタンブールの空港で同様に証言。「トゥーンベリさんは突き飛ばされ、イスラエル国旗を掲げて行進させられた」と主張した。

 

Helmi氏は「ひどい扱いでした。まるで動物のように扱われました」とし、収容された人々は食事や清潔な水、そして医薬品も与えられなかったと述べている。

 

ビーバー氏も、グレタさんが「ひどい扱いを受け、プロパガンダに利用された」と語った。

 

船団に同行していたイタリア人ジャーナリスト、Lorenzo Agostino氏も、メディアに対し「グレタ・トゥーンベリさんは勇敢な女性ですが、まだ22歳です。彼女は辱められ、イスラエル国旗に包まれ、まるでトロフィーのように見せしめにされました」と証言している。

 

トルコ人活動家のAycin Kantoglu氏は、血まみれの刑務所の壁や、以前の被収容者たちが走り書きしたメッセージについて語り、「母親たちが壁に子供の名前を書いているのを見ました。パレスチナの人々が経験していることを、私たちも少しだけ体験したのです」と語った。

 

ガザ地区ではイスラエル軍が攻撃を継続

 

一方、ガザ地区では10月5日もイスラエル軍の攻撃が続けられ、全域で少なくとも24人のパレスチナ人が殺害された。

 

またガザ地区の保健当局によれば、5日には新たに1人の餓死者が記録され、これまで栄養失調で死亡した人の数は合計460人となり、そのうち154人は子供だという。

 

アメリカのルビオ国務長官は5日、「ハマスによる人質解放を最終的に実現させるためには、イスラエル軍がガザ地区への爆撃を停止する必要がある」と述べた。

 

しかしその一方で、ルビオ国務長官は「ガザ地区での紛争はまだ終わっていない」との見方を示している。

 

またイスラエル政府の報道官も、ガザ地区では停戦が発効しておらず、一部の爆撃が一時的に停止されているだけだとし、今後も軍が防衛目的でガザ地区での作戦を継続する可能性があると述べたという。

 

そしてガザ地区における「20項目の和平計画」に関する交渉だが、トランプ大統領は、義理の息子であるジャレッド・クシュナー氏と特使のスティーブ・ウィトコフ氏を、協議のためにエジプトへ派遣した。

 

またイスラエルや「ハマス」の交渉団も、エジプトに到着し、10月6日には間接交渉が行われる予定となっている。(了)

 

出典元:Aljazeera:LIVE: Israel kills at least 24 in Gaza as negotiators head to Egypt(10/5)

出典元:Aljazeera:Greta Thunberg mistreated by Israeli forces in detention, activists say(10/4)

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