テキサス州の畑に巨大なNASAの機器が落下、目撃者もびっくり【動画】

アメリカ・テキサス州の畑に、NASAの機器が落下し、その様子が撮影された。
SUVほどの大きさの物体
その様子を目撃したのは、テキサス州の町、エドモンソンに住む女性、アン・ウォルターさんだ。
彼女によれば先日、自宅の外を眺めていたところ、空をゆっくりと漂う巨大な物体を目撃したという。
その物体はパラシュートでゆっくりと降下し、やがて隣家の小麦畑に着地したそうだ。
ウォルターさんはその後、畑へ見に行ったが、そこにはSUVほどの大きさの物体があり、NASAのステッカーが貼られていたという。その様子がこちら。
A woman in rural West Texas says she was caught by surprise when she spotted what landed in her neighbor’s wheat field: a car-sized piece of scientific equipment, attached to a massive parachute, adorned with NASA stickers. https://t.co/fq6kvv6jDn pic.twitter.com/gyb3nUZyfx
— ABC News (@ABC) October 11, 2025
NASAの気球施設の機器
ウォルターさんはすぐに、地元の保安官事務所へ連絡。その際、NASAが行方不明になった機器を探していることを知ったという。
その機器は、NASAのコロンビア科学気球施設の物とされ、同施設は科学実験を行うために、高度約32km以上まで、大型の無人研究気球を打ち上げているそうだ。
またコロンビア科学気球施設のウェブサイトに掲載されている打ち上げスケジュールにも、機器が、着陸した場所から西に約225キロ離れたニューメキシコ州フォートサムナーから打ち上げられたことが示されていたという。
ウォルターさんの元にも、NASAのコロンビア科学気球施設から電話があり、その際担当者から、機器は前日にフォートサムナーから打ち上げられたもので、望遠鏡を使って星、銀河、ブラックホールに関する情報を収集していると聞かされたそうだ。
その後、研究者たちが、機器を回収するために、トラックとトレーラーで現場に来たという。
ウォルターさんは「私たちにこんなことが起こり、自分がその一部だったなんて、なんだか現実とは思えません。とても素晴らしい経験でした」と述べている。(了)
出典元:ABC News:She saw a car-sized object over a Texas farm and found wayward hunk of NASA equipment(10/10)