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ルーブル美術館の窃盗事件を受け、英の「ストーンヘンジ」で警戒が強まる

ルーブル美術館の窃盗事件を受け、英の「ストーンヘンジ」で警戒が強まる
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イギリスにある遺跡「ストーンヘンジ」周辺では、ボランティアたちが警戒を強めているという。

 

推定価値が102億円

 

これは先月、パリのルーブル美術館から約155億円相当の、王冠などの宝飾品が盗まれた事件を受けてのことだ。

 

「ストーンヘンジ」を管理する慈善団体「イングリッシュ・ヘリテージ」は、窃盗犯が石を盗むのを防ぐため、現在、職員に「敵対的偵察訓練」を実施しているという。

 

約5000年前に建造されたこの古代のストーン・サークルは、2010年には推定価値が5100万ポンド(約102億円)と見積もられていたそうだ。

 

ただし慈善団体は、犯人らがこれらの巨石をどのように盗むと推定しているのか、を明らかにしていない。

 

ボランティアに対しガイダンスの受講を求める

 

慈善団体の幹部は現在、現場でボランティアに対し、「不審な行動を見分ける方法」に関するガイダンスの受講を求めているという。

 

しかし一部のボランティアは、この受講が役に立たないとも考えており、メディアに対して、次のように語った。

 

「どんなに大規模な窃盗団でも、どうやって巨石を持ち去るのか、私には想像もつきません。正直に言うと、ボランティアに犯罪組織を阻止する準備をさせるのは、少し無理が​​あるようにも思います」

 

ただ「イングリッシュ・ヘリテージ」側は、「収蔵品を所蔵する施設では、既存の手順と訓練を実施しています。ルーブル美術館での事件は、他の多くの施設と同様に、私たちのチームにこれらの手順と訓練を改めて認識させ、不審な行動に常に警戒するよう促しました」と述べている。

 

ルーブル美術館の窃盗事件を受け、その後、フランス全土の文化施設でも警備が強化されたという。(了)

 

出典元:METRO:Stonehenge staff on high alert for rock robbers inspired by Louvre heist(11/6)

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