米軍によるベネズエラへの攻撃で、少なくとも40人が死亡か?

1月3日未明、アメリカ軍がベネズエラを攻撃したが、それにより民間人の犠牲者が出ているとアメリカの有力紙が伝えている。
軍人と民間人、40人が死亡
ニューヨークタイムズ紙は、ベネズエラ高官からの暫定的な報告として、アメリカ軍の攻撃により、軍人および民間人を含む少なくとも40人が死亡したと報じた。
アメリカ軍はベネズエラのマドゥロ大統領夫妻を拘束するために、主に軍事基地を攻撃したと伝えられているが、首都のカラカス空港の西に位置する、低所得者が多く住むCatia La Marの市街地も攻撃し、民間人が死亡したという。
実際、アメリカ軍が市街地を空爆し、3階建ての民間アパートの外壁が破壊されたそうだ。
またニューヨークタイムズ紙は、家族の話として、空爆によりロサ・ゴンザレスさん(80歳)が死亡し、甥のウィルマン・ゴンザレスさんが顔を3針縫う重傷を負ったと伝えている。
米軍のヘリコプターが砲撃を受ける
一方、トランプ大統領は1月3日、FOXニュースに出演し、アメリカ兵の死者は出ていないと述べたが、負傷した軍人もいた可能性を示唆したという。
またアメリカ軍統合参謀本部議長のダン・ケイン将軍は同日、トランプ大統領と共にフロリダ州のマール・アー・ラーゴで行った記者会見で、マドゥロ大統領夫妻の拘束に向けて移動していた軍のヘリコプターが、砲撃を受けたと明らかにした。
ケイン将軍によれば、ヘリコプター1機が被弾したものの「飛行可能な状態」にあり、アメリカ軍機はすべて「帰還した」という。
希望と不安を抱えるベネズエラの人々
BBCによれば、ベネズエラの人々は、マドゥロ大統領がアメリカ軍に拘束されたニュースに、希望と不安、不確実性を抱えながら反応しているという。
カラカスの地元住民の女性は、「マドゥロ大統領をここから連れ出してくれたアメリカに感謝している。少なくとも、トンネルの出口に光が見えてきた」と語ったそうだ。
カラカス近郊に住むもう一人の男性も、「トランプ大統領とアメリカ全体から十分な支援を受けていることに感謝している」と述べる一方で、「これからの日々は容易ではないだろうと懸念している」と語った。
マドゥロ政権の支持者たちは、カラカスの街頭で集会を開き、アメリカに対し、大統領の釈放を求めたという。
2013年から権力の座に就いているマドゥロ氏は、ベネズエラにおいて野党勢力を弾圧し、反対意見を封じ込め、2024年の大統領選挙でも不正を行い、勝利したと考えられている。
また2013年にマドゥロ氏が大統領に就任した後、多くのベネズエラ人が経済危機と国内の不安定な情勢から、アメリカやその他の国へ逃れたと言われている。(了)
出典元:The New York Times:Venezuelan Official Says at Least 40 People Were Killed in U.S. Attack(1/3)
出典元:BBC:‘A long road ahead’: Venezuelans react to Maduro’s arrest with hope and worry(1/4)


























