ロシア軍の指揮官が部下を処刑、元兵士がBBCの番組で証言

先日、イギリスの公共放送「BBC」の番組で、元ロシア軍の兵士らが、驚くような戦場での実態を告白した。
最前線における残虐な状況を暴露
そのドキュメンタリー番組とは、『ゼロライン:ロシアの戦争の内側』だ。
番組には4人の元ロシア兵が登場し、ウクライナの最前線における恐ろしさと、残虐な状況を暴露。特にロシア軍の指揮官による、部下の処刑について証言した。
ロシア軍内では「ゼロ」という言葉が「仲間を処刑する」という意味で使われており、ある1人の元ロシア兵は、指揮官によって「ゼロ」に処された後、20人の仲間の遺体が穴に横たわっているのを見たと証言している。

「撃たないで!何でもするから!」
死者の身元確認を担当していた元兵士のイリヤさん(35)によれば、あるケースでは、3人の兵士が酔っぱらって部隊から離れようとし、掴まったという。
そして指揮官は、彼らに向かって「前線に行くか?おれがゼロ(射殺)をするか?」と尋ねたそうだ。兵士のうち2人は前線に行くことを承諾。しかし残りの1人は、前線へ送られることを拒絶したという。
指揮官は銃を上に向けて撃ち、もう一度「前線に行くか?」と尋ねたが、やはり兵士は「嫌だ」と返答。そのため指揮官は、兵士の額を銃で撃ち抜いたそうだ。
イリヤさんは、これまでに指揮官によって4人の仲間が殺されるのを目撃したとし、次のように語っている。
「一番悲しいのは、私が彼らを知っていたことです。そのうちの1人が、『撃たないで!何でもするから!』と叫んでいたのを覚えています。それでも指揮官は彼を撃ち殺しました」
射殺は通常、命令を拒否した者への罰として行われ、同じことをしようとしている者への威嚇手段として機能しているという。
兵士4人全員による詳細な直接証言は、ロシアの前線における法と秩序の崩壊に関する報告を裏付けるものと考えられている。
また指揮官が部下の処刑を命じる様子を目撃したことを、前線にいたロシア兵が公式に証言するのも、これが初めてだという。(了)
※下の動画は番組の一部とされ、2人の証言が取り上げられている。
出典元:BBC:Russian soldiers tell BBC they saw fellow troops executed on commanders’ orders(2/24)

























