ロシアがルハンスク州全域を制圧したと主張、ウクライナ側は否定

ロシア国防省は4月1日、ウクライナ東部のルハンスク州全域を制圧したと発表した。
ウクライナ側は領土保持を主張
ロシア国防省は1日、声明で「西方面軍の部隊が、ルハンスク人民共和国の解放を完了した」と発表した。
しかしウクライナ統合軍の報道官、Viktor Trehubov氏は、同地域では報告すべき変化はないとし、次のように述べた。
「残念ながら、我々は(ルハンスク州で)ごく一部しか領土を保持していないが、それらの陣地は第3旅団が長期間保持している」
米の交渉担当者を説得するためか
ロシアは2022年9月、ウクライナ南東部の4地域(ルハンスク州、ドネツク州、ヘルソン州、ザポリージャ州)の一部を一方的に併合したが、これらの地域を完全に支配することはできていない。
ロシアのプーチン大統領も昨年10月、ウクライナ軍が依然としてルハンスク州の0.13%の領土を支配していると認めていた。
実は、ロシア側は過去にも、矛盾する主張を行っており、ロシア政府が任命したルハンスク州の責任者は昨年6月、同州がロシア軍により完全に解放されたと発表していた。
しかしウクライナ側は、ロシア政府がアメリカの交渉担当者に対し、ロシア軍の勝利が避けられないと説得するために、このような虚偽の主張を行っているとの見方を示してきた。
停戦協議は難航
ウクライナのゼレンスキー大統領は、4月1日にトランプ大統領の特使であるスティーブ・ウィトコフ氏とジャレッド・クシュナー氏とビデオ通話を行い、三者協議の可能性について協議すると明らかにした。
しかし停戦交渉は難航しており、ロシア側はウクライナ軍が東部や南部の4州から撤退することを要求。ウクライナ側は、この要求を拒否している。
ロシア軍は4月1日にも、ウクライナ中部のチェルカースィ州をドローンで攻撃し、4人のウクライナ人が殺害された。(了)
出典元:AP:Russia claims full control of Ukraine’s Luhansk region but Kyiv denies it ahead of US envoy talks(4/1)

























