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「全てのユダヤ人を殺せ!」のキーワードがトレンド入り、米ツイッター社が謝罪

「全てのユダヤ人を殺せ!」のキーワードがトレンド入り、米ツイッター社が謝罪
Twitter/MoodLabs

先月、アメリカのペンシルベニア州で銃乱射事件が起き、ユダヤ教徒が11人も殺害されたばかりだが、その後ツイッターには誤って反ユダヤ主義的なキーワードがトレンド入りした。

 

NYのユーザーのみ表示された

 

ツイッターには現在、人気となっているトレンド・キーワードを表す欄があるが、11月2日にはそこに「全てのユダヤ人を殺せ」という言葉が表示された。

 

このキーワードは地理的に焦点を当てたトレンド・トピックの一部として表示されたため、ニューヨークのユーザーしか見ることはなかったという。

 

しかしログインした時に、ユーザーはその暴力的な言葉を目にし、またトレンド入りが話題になることで他の地域のユーザーもこの事実を知った可能性もある。

 

ミスを認め、正式に謝罪

 

この事態に対しツイッター社は当初、「これはニューヨークでのシナゴーグ(ユダヤ教礼拝所)の器物損壊事件への恐ろしい反応や報道の結果です」と説明。

 

しかしその後「たとえそうだとしても、トレンドとしてこの言葉が現れるべきではありませんでした。時に私たちは、ある種のコンテンツをトレンド入りさせないようにしています」とコメントし、キーワードを削除したという。

 

さらに「このようなフレーズをトレンド・トピックのリストに登場させるべきではありませんでした。間違いを犯してしまい、申し訳ありませんでした」と正式に謝罪した。

 

NYのシナゴーグも落書きされる

 

10月27日、ペンシルベニア州のピッツバーグにあるシナゴーグで銃乱射事件が起き、11人のユダヤ人が殺害された。

 

またそれと同時期にニューヨークのBrooklyn Heightsにある「Union Temple」と呼ばれるシナゴーグでも、階段の内側などに反ユダヤ主義的なさまざまな言葉がスプレーで描かれたという。

 

そしてこの事件も大手メディアによって全国的に報道されたため、今回このキーワードがトレンド入りしたと見られている。

 

もっともこのキーワードが表示されたのは10分ほどだったようだが、SNSがこのような差別主義にどう対応するかが課題になっているという。(了)

 

 

出典元:INDEPENDENT:Twitter apologises after ‘Kill all Jews’ becomes a trending topic(11/2)

出典元:THE HILL:Twitter apologizes for ‘Kill all Jews’ trending topic(11/2)

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