歩くのもやっと…ISSから地球へ戻った宇宙飛行士の動画がショッキング
国際宇宙ステーション(ISS)で長期滞在してきた宇宙飛行士が、地球に戻った時の動画をネットに公開している。
歩くことさえ困難な状態
その人物とはNASAの宇宙飛行士、Andrew J. Feustelさん(53)だ。彼はISSに約6カ月半、197日も滞在し、ミッションをこなしてきたという。
そして今年の10月5日、ソユーズMS09に乗って無事地球へ帰還。その後、地球の環境に慣れるため、訓練を行ったそうだ。
Andrewさんの妻であるIndiraさんは、地球に戻ってから2日後の夫の様子を撮影。その後、動画はツイッターに投稿された。
しかしそこには無重力空間に長期間滞在した宇宙飛行士の、歩くことさえ困難になった姿が映っていた。
Welcome home #SoyuzMS09 ! On October 5th this is what I looked like walking heel-toe eyes closed after 197 days on @Space_Station during the Field Test experiment…I hope the newly returned crew feels a lot better. Video credit @IndiraFeustel pic.twitter.com/KsFuJgoYXh
— A.J. (Drew) Feustel (@Astro_Feustel) December 20, 2018
「記録しておきたかった」
妻のIndiraさんは、この動画を撮影した理由について、ツイッターで次のように述べている。
「私は宇宙飛行士らが地球に戻った時に、どのような状態になっているかを記録しておきたかったのです。全ての宇宙飛行士、男性や女性の宇宙飛行士が、参加した実験の結果、このような経験をしているのです」
I wanted to document what it's like for the astronauts when they arrive back to planet Earth. Every 👨🚀/👩🏽🚀 has their own experience; their own science experiments they participate in. @Astro_Feustel's 2nd day on 🌎 after his 6.5 month mission @Space_Station during #Expedition56: https://t.co/PGIQCCzBzK
— Indira Feustel 🇨🇦🇨🇿🇮🇳🇺🇸 (@IndiraFeustel) December 20, 2018
Thanks to @TeamCornwall @CityofCornwall & Professional Engineers of Ontario for inviting us to share our story of #humanspaceexploration and to @navcanada for such a comfortable stay. 🍁 pic.twitter.com/fR3Te4Ibev
— A.J. (Drew) Feustel (@Astro_Feustel) December 16, 2018
Andrewさんも含め、ソユーズMS09で地球に帰還した3人の宇宙飛行士は、地球を3152回も周り、197日間で8330万マイル移動したことになるという。
映像の中のAndrewさんは10歩ばかり歩いているが、この動画は宇宙で過ごした人にとって、どれだけ地上での生活が過酷かを表していると言えるだろう。(了)
出典元:MailOnline:Many small steps for man: Astronaut who spent 197 days on the International Space Station shows how hard it is to walk again back on Earth(12/23)