「まるで人間動物園…」檻の中から観戦するサッカーファンの姿が物議に

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法律で決められている
先週、ポーランドで行われたサッカー3部リーグの試合、フトニク・クラクフ(Hutnik Krakow)対スパルタクス・デラルズチェス(Spartakus Daleszyce)戦。フトニク・クラクフにとってはアウェーゲームで、約100人のサポーターは敵の本拠地まで応援に行った。 そして、90分の試合全てを、鉄格子の中から観戦することになった。 アウェーチームのサポーターは、試合観戦の際、ホームチームのファンと隔離されなければならない——ポーランドにはこんな法律があるという。目的は、サポーター同士の衝突を避けるためだ。 大抵の場合、アウェーチームのサポーターは、試合場の一角に分離された観戦エリアをあてがわれるか、高いフェンスで区切られた席で観戦することになる。ところが、スパルタクス・デラルズチェスは、彼らを檻に入れた。特別なことではない?
檻からの観戦は、以前からあることらしい。ポーランドではその是非を巡って数年前から議論されていた、と海外メディアは伝えている。フトニク・クラクフ対スパルタクス・デラルズチェス戦の檻の写真が、先週、ポーランドのサッカーファンサイトに掲載され、同じ議論がSNSやヨーロッパのスポーツ系メディアの間で再燃した。 公開された写真に写っているのは、太い鉄格子の間から声援を送るサポーターたちの姿。動画には、試合に勝ったフトニク・クラクフの選手たちが、鉄格子の間から握手している場面もある。