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「まるで人間動物園…」檻の中から観戦するサッカーファンの姿が物議に

「まるで人間動物園…」檻の中から観戦するサッカーファンの姿が物議に
StadionowiOprawcy.net

ポーランドのサッカー第3部リーグの試合風景が、国際的な話題になっている。

 

選手たちのプレイが素晴らしかったわけではない。観客が檻の中に閉じ込められているからだ。ある海外メディアはそれを、「人間動物園のよう」などと言っている。

 

法律で決められている

 

先週、ポーランドで行われたサッカー3部リーグの試合、フトニク・クラクフ(Hutnik Krakow)対スパルタクス・デラルズチェス(Spartakus Daleszyce)戦。フトニク・クラクフにとってはアウェーゲームで、約100人のサポーターは敵の本拠地まで応援に行った。

 

そして、90分の試合全てを、鉄格子の中から観戦することになった。

 

アウェーチームのサポーターは、試合観戦の際、ホームチームのファンと隔離されなければならない——ポーランドにはこんな法律があるという。目的は、サポーター同士の衝突を避けるためだ。

 

大抵の場合、アウェーチームのサポーターは、試合場の一角に分離された観戦エリアをあてがわれるか、高いフェンスで区切られた席で観戦することになる。ところが、スパルタクス・デラルズチェスは、彼らを檻に入れた。

 

特別なことではない?

 

檻からの観戦は、以前からあることらしい。ポーランドではその是非を巡って数年前から議論されていた、と海外メディアは伝えている。フトニク・クラクフ対スパルタクス・デラルズチェス戦の檻の写真が、先週、ポーランドのサッカーファンサイトに掲載され、同じ議論がSNSやヨーロッパのスポーツ系メディアの間で再燃した。

 

公開された写真に写っているのは、太い鉄格子の間から声援を送るサポーターたちの姿。動画には、試合に勝ったフトニク・クラクフの選手たちが、鉄格子の間から握手している場面もある。

 

YouTube/StadionowiOprawcy

 

フトニク・クラクフの責任者であるArtur Trębacz氏は、自チームのサポータが「野獣のように檻に入れられている」として、ポーランドサッカー協会に抗議した。

 

一方、スパルタクス・デラルズチェスは、「ホームグラウンド(競技場)に檻を設置しているチームは他にもある」と反論している。また、設置した檻はサッカー協会が定めた安全基準を完全に満たしているとのこと。(了)

 

 

出典元:Odditycentral:Human Zoo – Football Fans Forced to Watch Match from Inside Metal Cage(3/18)

出典元:Who Ate All The Pies:The Cage: Hutnik Krakow Fans Forced To Watch Polish League Game Against Spartakus Daleszyce From Grimmest ‘Away Section’ Imaginable(3/11)

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