イギリスの議会に突然セミヌードの男女11人が登場、国会議員らもびっくり
イギリス議会はEUからの離脱「ブレグジット」を巡って揉めているが、議論の最中傍聴席に裸の男女が突然現れた。
気候変動対策への抗議
4月1日、イギリスの下院議会では、やはりブレグジットを巡って議論が行われていたという。
その時、突然傍聴席の前にセミヌードの男女11人(12人とも報じられる)が登場。議場との間に設置されたガラスの前に立ち、背中やお尻を向けたそうだ。
彼らは気候変動の対応について政府に抗議の意志を示したそうだが、ブレグジットを議論していた下院議員らはびっくり。多くの議員が見つめ、呆気にとられたそうだ。
演説していたPeter Kyle議員も、「裸の真実」などと冗談を言ったとか。
BREAKING: Extinction Rebellion activists strip off in House of Commons public gallery to call attention to the ‘elephant in the room’ — Climate and Ecological Crisis #ExtinctionRebellion #TellTheTruth @HouseofCommons pic.twitter.com/lzgL8lIwRE
— Extinction Rebellion 🐝⌛️🐝 (@ExtinctionR) April 1, 2019
Parliament just got a little bit more nuts! pic.twitter.com/znZa5AndUu
— James Heappey MP (@JSHeappey) April 1, 2019
弁護士や元教師、生物学者まで
このグループは「Extinction Rebellion」と呼ばれ、その後この映像をツイッターに投稿している。
メンバーらは「ゾウのネリー(Nelly the Elephant)」という子供にも人気の歌を歌いながら、30分ほど抗議を行ったという。
その後、警備員に取り押さえられ逮捕されるが、メンバーは元慈善団体の責任者や弁護士、元教師、生物学者で、年齢も68歳から24歳までだったそうだ。
メンバーの1人、英文学学生のSavannahさんは、取材に対し「個人的にはブレグジットについてはあまり気にしていません。(略)私はそれよりもっと大きな問題(気候変動の問題)があると思っています」と語っている。
この議場と傍聴席を分けるガラスが設置されたのは2004年。当時のトニー・ブレア首相がクエスチョン・タイム(プライム・ミニスターズ・クエスチョンズ: PMQs)の時に、紫色のパウダーを投げつけられたことがきっかけだという。
また2014年には男性が大理石の入った袋をガラスに投げつけたことから、今回のような行動も重大なセキュリティ違反になるとみられている。(了)
出典元:INDEPENDENT:The nudists in the Commons spoke for all of us, turning their backsides towards the whole sorry spectacle(4/1)