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「ロシアは侵略者ではなく、犠牲者」ラブロフ外相の発言に、聴衆が爆笑

「ロシアは侵略者ではなく、犠牲者」ラブロフ外相の発言に、聴衆が爆笑
Twitter/Anton Gerashchenko

先日、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣がある発言をし、聴衆から笑われるという出来事が起きた。

 

過去の紛争でアメリカを批判

 

ラブロフ外相は先日、インドのシンクタンク「オブザーバー・リサーチ・ファウンデーション」が、ニューデリーで主催した会議に出席。

 

そこでインタビュアーから「イラクやアフガニスタンで何が起きているのかに関心がありましたか?」と聞かれ、次のように答えたという。

 

「ユーゴスラビアでも、イラクでも、リビアでも、シリアでもそうだったように、アメリカは地球上のどんな場所でも、自国の国益を脅かすと宣言する権利を持っていると、人々は信じています」

 

会場はどよめき、笑いに包まれる

 

さらにラブロフ外相は、自らウクライナでの戦争に言及。次のように述べたという。

 

「ご存じの通り、この戦争について、私たちは止めようとしてきました。この戦争はウクライナ国民を使って、私たちに仕掛けられたのです」

 

すると会場はどよめき、笑い声に包まれたという。その様子がこちら。

 

 

この会議には、学者や外交官、企業経営者など国際色豊かな聴衆が集まっており、ロシアが侵略者ではなく被害者であるという彼の主張は受け入れられず、嘲笑される形となった。

 

しかし3月2日に行われたG20の外相会議では、ウクライナ戦争に関する表現で、中国とロシアが反対し、共同合意を発表できずに終わった。

 

また独立以来、ロシアとの強い歴史的関係を持つインドは、ロシアの兵器に依存しており、ウクライナへの侵略の停止を求める国連の全ての投票において、一貫して棄権してきたという。(了)

 

 

出典元:The Washington Post:Russia’s Lavrov elicits cheers and groans at Indian political dialogue(3/3)

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