大英博物館で日本の「漫画展」を開催、国外で最大規模の70作品を展示
イギリスのロンドンにある大英博物館で、日本の漫画をテーマにした「漫画展」が開催されているのをご存じだろうか。
50人の漫画家による70作品を展示
今回の「漫画展」は国外では最大規模とされ、大英博物館では漫画の起源とされた浮世絵や絵巻物や、現代にいたるさまざまな作品の軌跡を紹介しているという。
実際に展示では、葛飾北斎の浮世絵からポケット・モンスター、ドラゴンボール、アニメ部門ではスタジオジブリの作品も紹介。
また「キャプテン翼」や「ワンピース」など50人の漫画家による、約70作品が展示されているそうだ。
さらに「鉄腕アトム」や「リボンの騎士」を生み出した手塚治虫先生が、なぜ「漫画の神様」と言われるようになったのかなど、彼が与えた影響も解説している。
日本の漫画を収集し続けてきた
そして大英博物館ではこの展覧会に合わせて、動画も公開している。それがこちら。
Our major #MangaExhibition is now open!
Immersive and captivating, manga has the power to thrill, shock, amaze and inspire.
Enter the world of manga in the largest exhibition of its kind ever to take place outside of Japan https://t.co/mC0X3zKMmM pic.twitter.com/vWG9L0pwgj
— British Museum (@britishmuseum) May 23, 2019
ただ展示作品には誰もが知る有名な作品ばかりでなく、同性愛や戦争、宗教などの社会性の強いテーマを持つ作品も含まれているという。
Experience the power of manga in our ground-breaking show!
Find out more and book tickets for #MangaExhibition: https://t.co/mC0X3zKMmM
Supported by @Citi
Logistics Partner @IAG_Cargo pic.twitter.com/Sqky1NAICi— British Museum (@britishmuseum) May 23, 2019
大英博物館は日本の浮世絵も多く所蔵している一方で、2006年に初めて漫画を展示し、原画やコミック本を収蔵品に加え、日本の漫画を定期的に収集してきたそうだ。
ハートウィグ・フィッシャー館長は「数世紀に及ぶ日本の伝統を踏まえた素晴らしい漫画作品は、独創的なストーリーでわれわれを興奮させ、その世界に引き込む視覚的な力を持っている」とたたえている。
漫画展が開催される期間は今月23日から8月26日まで、約3カ月間とされている。(了)
出典元:AFP:大英博物館で「漫画展」開幕、日本国外では最大規模(5/23)
出典元:時事通信:世界が認めた「MANGA」=23日から大英博物館展(5/23)
出典元:NHK:漫画の魅力を紹介 大英博物館で最大級の展覧会(5/23)