アポロ11号の月面着陸から50年、記念塔でプロジェクション・マッピングを開催へ
アポロ11号が月面に着陸してから50年を記念し、アメリカを象徴する場所で、プロジェクション・マッピングのショーが行われる予定とされている。
月面着陸までのストーリーを表現
スミソニアンの国立航空宇宙博物館によれば、このプロジェクション・マッピングは7月19日から2日間にかけて行われるという。
場所はワシントンD.C.にある国立公園「ナショナルモール」。そこにあるワシントン記念塔の東側の壁面に、363フィート(約110m)のサターンVロケットの画像などが投影されるそうだ。
またプロジェクション・マッピングのショーは17分間続き、ロケットの打ち上げ場面の再現や、最初に月面に着陸するまでのストーリーが語られるという。
アポロ計画の参加者を祝福するため
スミソニアン博物館は、このショーを実現させるために米内務省や、プロジェクション・マッピングのイベント経験やデジタル技術を持つ50の制作会社とパートナーを組んだという。
また記念党に投影されるものは、すべてスミソニアン博物館やNASAが所蔵する映像や画像になるそうだ。スミソニアン博物館のEllen Stofan氏は、次のように語っている。
「ワシントン記念塔は、私たちの国がまとまって成し遂げてきたものの象徴です。また現在、未来に成し遂げるものの象徴でもあります。アポロを実現させるために、50州から40万人が参加しました。今回のプログラム(ショー)は、彼らを祝福するためのものです。まだ若くてアポロの月への打ち上げの経験を直接していない世代にも、影響を与えられることを願っています」
After the Apollo missions @NASA set aside three Moon rock samples to be sealed away and opened in the future. On the latest #AirSpacePodcast we talk to the scientists who get to examine these pristine, untouched Moon rocks: https://t.co/WxGNKxUlmA #Apollo50 pic.twitter.com/mi4sT0Yl7a
— National Air and Space Museum (@airandspace) July 17, 2019
サターンVロケットの画像の投影はすでに16日から実施されているが、ショーは7月19日と20日の午後9時30分、10時30分、11時30分と3回行われるという。(了)
出典元:ABC News:Saturn V projected on Washington Monument to commemorate 50th anniversary of first moon landing(7/17)