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これはUFO?!中国がインパクト大の最新ヘリコプターを公開し話題に

これはUFO?!中国がインパクト大の最新ヘリコプターを公開し話題に
Twitter / Alert 5

昨今、様々な最新兵器を公開し注目を集めてきた中国。

 

そんな中国が公開した最新のヘリコプターの一つが、あまりにも“UFO”のようであるとして話題となっている。

 

“UFO”のようなヘリコプターとは一体…?

 

“UFO”のような外観で注目を集めるのは、「Super Great White Shark」と呼ばれる最新型軍用ヘリコプターの一つ。

 

その公開は中国北方に位置する都市、天津市で行われたヘリコプターの展示会「China Helicopter Exposition」の場で行われた。

 

伝えられるところによると、Super Great White Sharkの機内には2人の搭乗が可能とのことで、直径は7.6メートル、高さも3メートルほどに及ぶという。

 

さらに実際の飛行の際には高度6000メートル、最高時速650キロメートル、そして最大航続距離2950キロメートルでの飛行が可能になるとのことだ。

 

気になる“UFO”のような形となった理由としては、回転翼とエンジンを機体の内側に入れてしまうようなデザインにすることで鋭敏な部分を覆い、それによりレーダーから探知されにくくするためであるという。

 

実は過去にも登場していた“UFO”のような機体

 

一方“UFO”のような外観を持つヘリコプターの登場は、Super Great White Sharkが初めてではない。

 

1950年代にはカナダの航空機製造会社「Avro Canada」が、冷戦初期の時代に中米軍の極秘プロジェクトの一環として「VZ-9 Avrocar」という名の“UFO”そっくりの機体を制作。

 

VZ-9 Avrocarの外観(Wikipedia Common)

 

ところがいざ飛行試験を行ってみると、たった上空1メートルの高度を超えると不安定になったり、最高時速も僅か56キロメートルにまでしか到達しないことなどが明らかに。

 

結局実用段階には至らないまま、1960年9月にプロジェクトは中断されてしまうこととなった。

 

 

ただ飛行試験を行う前のVZ-9 Avrocarは、高度3000メートル、最高時速480キロメートルでの飛行が可能であるとみられていた。

 

それだけに類似した外観を持つSuper Great White Sharkが、実際に高度なパフォーマンスを誇ることが出来るのかは疑問視もされている。

 

ちなみに今回、Super Great White Sharkの開発を手掛けた「the Parrot Laboratory」は、同機のデザインについて米国の軍用機「AH-64 Apache」とロシアの軍用機「Kamov Ka-50」を参考にしたとしており、Avro Canadaの名は挙げていない。

 

Super Great White Sharkの開発を手掛けた「the Parrot Laboratory」が参考にしたという米軍用ヘリAH-64 Apache(Wikipedia Common)

 

“UFO”のような外観がインパクト大のSuper Great White Shark。その飛行する姿が見られる時が訪れることを心待ちにしたいところだ。(了)

 

出典:CNN:China’s helicopter prototype looks like a UFO(10/16)

出典:South China Morning Post:China’s Z-20 Black Hawk lookalike and flying saucer concept craft star at helicopter expo(10/16)

出典:The Drive:China Reveals Exotic Flying Saucer-Shaped “Armed Helicopter” Concept (Updated)(10/16)

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