「おーい、出してくれ~!」悲しみの葬儀を笑顔に変えた故人の演出が話題に
葬儀の場で、悲しみに暮れる参列者を笑顔にさせる演出が行われ、注目を集めている。
アイルランドの墓地に埋葬される
その演出を手がけたのは、アイルランドで暮らしていた元軍人のShay Bradleyさんだ。
彼は長い間、病に苦しんだ末に、先日62歳で亡くなり、ダブリンの墓地に埋葬されたという。
しかし悲しみの広がる葬儀が一転。Bradleyさんが生前考えていた演出が行われ、参列者の顔に笑顔が広がった。
スピーカーから「出してくれ」の声
Bradleyさんの遺体を収めた柩が、土の中に収められた時、突然辺りに柩の内側からノックする音が聞こえ、Bradleyさんの声が響き渡った。
「(コン、コン)おーい、おーい、ここから出してくれ!まったくなんてここは暗いんだ!」
「くそったれ、いったい俺はどこにいるんだ?聞こえるのは司祭の声か?おーい、おーい」
さらにその後、Bradleyさんが歌う声も響いてきたという。
声はスピーカーから流れていたのだが、この演出に参列者の顔には笑顔が浮かび、笑い声も漏れたそうだ。
#shayslastlaugh when your dying wish is to make the ones you love laugh and remember you at your best, now that is pure class. Legend pic.twitter.com/ZTZymjVZOR
— John Gubba (@JohnGubba) October 14, 2019
動画は249万回も再生
実はBradleyさんは葬儀の参列者を笑わすために、1年も前から息子のJonathanさんの助けを借りて、声を録音し続けてきたという。
そしてこの動画はRedditで13万6000件もの「いいね」を獲得。さらにTwitterにも10月14日に#Shayslastlaughというハッシュタグとともに投稿され、249万回も再生された。
最後まで人を楽しませようとしたBradleyさん。あらためてご冥福をお祈りしたい。(了)
出典元:INDEPENDENT:‘Let me out!’: Dead man calls to be released from coffin in recording played to mourners at funeral in Ireland(10/14)
出典元:BBC:The graveside joke that had everyone laughing at a funeral(10/14)