真相はいかに?米で撮られた未確認生物“ビッグフット”の写真が話題に
米国で目撃情報が多数報告されている未確認生物、“ビッグフット”を撮影したとされる写真が公開され、話題となっている。
岸辺に立つ“ビッグフット”に遭遇?
問題となっている写真は、米国ノースカロライナ州の都市シャーロット近郊に位置するジェームズ湖の湖畔で、9月28日の深夜2時頃に撮影されたというもの。その公開は、ビッグフットをはじめとする民間伝承で伝えられる未確認生物について研究を行う、「Bigfoot 911」によりFacebookで行われた。
「私はこの生物にぴったりと照準を合わせ、即座にそれがビッグフットであることに気付きました」
写真を撮影した際の状況について、Bigfoot 911のメンバーJohn Brunerさんはこう語る。
この日Brunerさんらは、岸から見つめている何かがいることに気付いた漁師らから報告を受け、周辺を散策していたという。
さらに遭遇した際のビッグフットと思しき生物の様子について、「彼はそこに立ち我々を見ており、身体を前後に揺らしていました。我々4人がボートに乗っていたのに対し、彼は岸辺にいたため、安全であると感じたのだろうと思います」と言う。
また自身もビッグフットとの対面は、危険を感じるものではなかったとしている。
「ビッグフットは好奇心旺盛です。彼らは我々を見たい一方、距離を置きたくもあります。彼らは我々に関わりたくは全くありません」
Brunerさんによると、ビッグフットは5分ほどその場に留まった後、去っていったという。
ビッグフットとは何なのか?
しかし、そもそもビッグフットとは何なのだろうか。
ビッグフットとは米国で目撃情報が報告されている未確認生物で、先住民の伝承として伝わるサスクワッチと同一視されることもある。
その特徴は人間と同じような体格で二足歩行をするも、身長は2~3メートルほど、さらに大きな足を持ち、顔以外の全身に毛が生えていることだ。
米国では広範囲にわたってその足跡が確認されており、猿人等の生き残りではないか、との説も上がっているという。
ただその存在に対しては懐疑的な声も上がっている。
というのもビッグフットについては目撃情報や不鮮明な写真、さらには不可思議な足跡といったものが報告されているばかりで、その存在を証明する確かな証拠はこれまで発見されていないためだ。
ビッグフットは存在する?
一方、ビッグフットについては1970年代、FBIによってその体毛とされたものが鑑定されたこともある。
しかしながらこの結果、ビッグフットの体毛とされたものは、鹿のものであったことが判明したと伝えられている。
ただBigfoot 911は、2年前にもウェストバージニア州マクドウェル郡における、ビッグフットの目撃情報を報告している。
さらに米国ジョージア州にはビックフットをテーマとした博物館、その名も「Bigfoot! The Sasquatch Museum」なるものまでが存在。
同博物館ではビッグフットの足型とされるものなど、ビッグフットの存在を裏付けるかのような多くの展示が行われている。
また同館の館長David Bakaraさんは、「Bigfoot Field Researchers Organization」のメンバーの一人。自らもビッグフットを目撃したことがあるとしている。
謎の未確認生物、ビッグフットを捉えたとされる今回の写真。その存在は、いつの日か証明されることになるのだろうか。(了)
出典:Charlotte Observer:Ghostly image captured along Lake James reignites Bigfoot fever in North Carolina(10/1)
出典:Fox News:Georgia museum devoted to Bigfoot(10/17)
出典:GIGAZINE:FBIが未確認動物「ビッグフット」の正体を調査した結果が公開される(6/5)