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シンガポールに登場した生き蟹UFOキャッチャー、動物虐待と非難

シンガポールに登場した生き蟹UFOキャッチャー、動物虐待と非難
Facebook/螃蟹之家 House of Seafood

シンガポールのカニ料理店が設置した生きたカニのUFOキャッチャーが、動物愛護団体から非難を浴びている。

 

生きた蟹を掴み取るUFOキャッチャー

 

 

シンガポールのカニ料理店チェーン「螃蟹之家/House of Seafood」は、先月、生きているカニを景品にしたUFOキャッチャーを店頭に設置し、話題づくりを狙った。

 

螃蟹之家 House of Seafoodさんの投稿 2019年9月30日月曜日

 

 

それは、カニのイラストが描かれたピンク色のゲーム機で、普通なら景品のぬいぐるみなどが入っているところに、食用のスリランカガニ(スリランカン・クラブ)が生きたまま入っている。

 

 

螃蟹之家 House of Seafoodさんの投稿 2019年9月30日月曜日

 

 

UFOキャッチャーと同様、客はジョイスティックでクレーンを操作し、カニを掴み取る。1回遊ぶのにかかる料金は5シンガポール ドル(約400円)。

 

 

FIRST Singapore Claw Machine in Singapore

Catch your own fresh crab at our FIRST Singapore Claw Machine at The Punggol Settlement today. Upon successful catching of the crab, you can choose to keep it in our restaurant or you can get our chef to prepare for your lunch or dinner. Three sauce flavors available for lunch and dinner: Chilli crab, Salted Egg crab or Black Pepper Crab. 螃蟹之家 House of Seafood: 3 Punggol Point Road, The Punggol Settlement #01-01 (near Old Punggol Jetty), Singapore 828694Hotline: +65 6466 9000Whatsapp/WeChat: +65 9003 9000Operating Hours:Monday to Friday11.00am – 2.00pm, 5.00pm – 11.00pmSaturday, Sunday, Eve and Public Holiday11.00am – 11.00pmHouse of Seafood Kiosk: Changi Airport Terminal 3, #B2-K3, Singapore 819643Hotline: +65 6746 9000Operating Hours:Monday to Friday10.00am – 10.00pmSaturday, Sunday, Eve and Public Holiday10.00am – 11.00pm#螃蟹之家 #HouseOfSeafood#真空包裝螃蟹 #HouseOfSeafoodReadyToEatCrab#螃蟹之家醬料 #HouseOfSeafoodSauce

螃蟹之家 House of Seafoodさんの投稿 2019年10月12日土曜日

 

 

うまくカニを取れれば、そのカニを店内で無料で調理してもらえる。また、カニを店に預けておき、後から店に行って食べることもできるそうだ。

 

 

動物愛護団体からの非難

 

 

螃蟹之家は、先月、この機械で遊ぶ客の様子を動画に撮り、Facebookで公開した。それを見つけたシンガポールのライフスタイルサイト「Shout」が、取材した動画を掲載したことから議論に火がついた。

 

そしてついに、シンガポールの動物愛護団体「Society for the Prevention of Cruelty to Animals (SPCA)」が、非難のコメントを公式に発表することになってしまった。   SPCAはこう言っている。

 

 

このゲームは、カニという動物に不必要な危害を加えている。それだけでなく、動物を単なる遊びの対象物として見ることを助長してもいる。こうしたことは、我々が目指す優しさのある社会に反するものだ。カニは命ある生き物であり、おもちゃではない。

 

 

これを受けて、螃蟹之家のCEOであるFrancis Ng氏は公式に謝罪。問題のカニUFOキャッチャーに入れるカニを、生きたものから、調理して真空パックした紙箱入りのものに替えた。

 

同店は、中国にある2つの支店でも生きガニのUFOキャッチャーを設置しているが、そちらは人気上々で、何の問題も起きていないそうだ。(了)

 

出典元:South China Morning Post:Grab-a-crab? Anger at Singapore restaurant’s arcade-style claw machine(10/24)

出典元:Odditycentral:Restaurant Slammed for Using Live Crabs as Prizes for Claw Machine(11/6)

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