新婦が処女のふりをするためのカプセル、ネットで販売されインドで物議に
インドのAmazonで販売されていた、処女のフリをするためのカプセルが物議を醸している。
新婚初夜に出血を演出するカプセル
「i-virgin」というその商品は、「血液粉末(bood-powder)」と名付けられた赤い粉末が入ったカプセル。
性交の2時間ほど前に、女性がこれを体内に入れておくと、その時に処女の出血を装えるというものだ。
Amazonに掲載された説明書きによると、「血液粉末」は完全に溶けるだけでなく、人体には一切害のない高品質なものだそう。
これがインド国内で批判を浴び、現在、該当商品ページは削除されているが、ツイッターにAmazonのスクリーンショットが残っている。
Wow. Didn't believe the RT, so had to check. This really exists. I can only say wow. Bloody WTF wow. pic.twitter.com/ce6oI7ODc1
— Anamika- Don't @ me- See pinned tweet. (@NameFieldmt) November 12, 2019
Do you really want to be a company that allows the sale of these products? This is demeaning to say the least @amazonIN https://t.co/fy30Z1GTp7
— Arko Datta (@durbudhijibi) November 12, 2019
インド国内で物議
この商品に批判が集まったのは、インド独特の風習が背景にあるからだと海外メディアは報じている。
インドのある地域では、花嫁の処女性が極端に重視され、新郎の家族は新婚初夜のベッドのシーツを実際に見分して、出血の有無を確かめるらしい。
そして、新婦が処女でないとされた場合、新婦の家族はお金を払ってその「損失」を補わなければならず、時には新婦が炭火の上を歩かされたり、水に浸けられたりという罰を受けるとのこと。
処女性にはこれほど重大な意味があるが、それを偽装する商品は「けしからん」という声が、インド国内で多く上がっているという。また、欧米メディアによれば、この商品が旧態依然とした風習に女性を縛り付ける役割を果たしているという批判もあるとのこと。
Amazonで販売されていたi-virginは、1箱2カプセル入りで3600インド・ルピー(約5500円)。
ちなみにAmazonは、ドイツのメーカーが作るほぼ同じ商品「VirginiaCare」をヨーロッパでも扱っているが、そちらでは何の批判も受けていない。また、中国最大のオンラインショップ「アリババ」にも同様の商品があるが、メディアによれば、そちらも特に批判は受けていないそうだ。(了)
出典元:Odditycentral:You Can Now Buy “Virginity Pills” to Fake It on Wedding Night(11/15)
出典元:IndiaTimes:Blood For The First Night: Amazon Is Selling Product To Fake Virginity & People Can’t Digest It(11/14)