ロシアの鉄道を利用していた乗客、偶然ICカードに3万円以上もチャージされる
ロシアのモスクワで乗客のICカードに、思いもよらず多額の金額が勝手にチャージされるという珍しい出来事が起きた。
当初は175円分しかなかった
その思わぬ恩恵を受けたのは、モスクワの新しくできた鉄道を使っていた乗客たち。
そのうちの1人である、フォトグラファーのAnton Belitskiyさんの話によれば、当時彼はICカードの「Troika」に100ルーブル(約175円)以下しかチャージしていなかったという。
しかしモスクワ・セントラル・ダイアメター(MCD)の駅で、機械のスキャナーに通したところ、カードになんと2万ルーブル(約3万5000円)以上もチャージされたそうだ。
乗客へのプレゼントにすると発表
このような幸運に恵まれたのは彼以外にも数人いるとされ、高額のチャージは偶発的に起きたと考えられている。
しかしモスクワの交通局は、高額のチャージを返還しなくてもいいと発表。彼らは「乗客に新年の奇跡として信じ続けてほしい」と語っているとか。
MCDの交通システムは今年の11月に正式に開通したのだが、実際に乗客が料金を支払って乗車できるようになったのは12月9日だったという。
というのも、開通当初はチケットシステムに問題があったから、とされている。(了)
出典元:BBC:Moscow rail’s accidental ‘new year gift’ to commuters(12/17)