全米70カ所以上でイランとの戦争に反対する集会、トランプ大統領の決断を批判
先週の土曜日、イランのカセム・ソレイマニ司令官殺害を命じたトランプ大統領に反発する集会が、アメリカ各地で行われた。
トランプ大統領の決断を批判
FOX NEWSによれば1月4日、ニューヨークのタイムズ・スクエアやホワイトハウス前を含む、少なくとも全米70カ所で、今回のトランプ大統領の決定に抗議するデモが行われたという。
USA Todayは、シカゴにあるトランプタワーの外で、約200人のデモ参加者が「正義がなければ、平和もない。アメリカは中東から出ろ」と唱え、「イラクでの空爆をやめろ」「アメリカ軍をイラクから撤退させろ」といったプラカードを掲げたと伝えている。
またThe New York Daily Newsも、タイムズ・スクエアに250人以上が集まり、マンハッタンの7番街に向けて行進していったと報じた。
その参加者の1人、Belgica Gonzalezさん(34)は「外国との戦争を始める代わりに、トランプは人種差別や貧困など、自国の問題解決のために働くべきだ」と述べたそうだ。
また抗議する人の多くは、イランとの戦争に反対を表明。イランのソレイマニ司令官を殺害したことを批判し、米議会に相談せずに起こした大統領の行動は、違法行為だと叫んでいたという。
More photos from today's anti-war protest in #SanFrancisco where thousands took to the streets in solidarity with #Iran. More to come from @abauman2 on @sfchronicle. pic.twitter.com/Gd21GghpdK
— Jessica Christian (@jachristian) January 4, 2020
More chanting, more singing songs of anti-war as speakers hype up the crowd during today’s rally in #SanFrancisco @sfchronicle pic.twitter.com/miL6JWvmxj
— Jessica Christian (@jachristian) January 4, 2020
More than a thousand people are marching through the streets of Philadelphia chanting "No justice, no peace, Iran is not my enemy!" | #NoWarWithIran pic.twitter.com/12FIxbdSrT
— agitator in chief (@soit_goes) January 4, 2020
#NoWarWithIran: More than 80 antiwar marches are happening today in cities across the U.S. — from NYC to Philadelphia, Washington, Memphis, Miami, St. Louis, Albuquerque to San Francisco and beyond.
This is today's protest in Chicago. pic.twitter.com/FQ6add8wdN
— Minh Ngo (@minhtngo) January 4, 2020
「なぜ、いつもアメリカは戦争状態なのか?」
トランプ大統領は1月3日、ツイッターでソレイマニ司令官の殺害を命じたと報告。その理由として、司令官が多くのアメリカ人の殺害を計画していたと語った。
また「もっと前に、ソレイマニ司令官は取り除かれる(殺害される)べきだった」とも述べている。
タイムズ・スクエアの集会に参加した1人は「なぜ、アメリカはいつも、いつも戦争状態にあるのか。いつも他の国に干渉しているのか。破壊と死が利益になるからだ。これはアメリカ帝国が、ずっと追求していることだ」とコメント。
ボストンの集会を企画したCole Harrison氏も「イランとの戦争は、どんな目的も達成することに失敗するだろう。この地域を完全に紛争状態にさせ、市民を苦しめることになる」と批判している。(了)
出典元:FOX NEWS:More than 70 anti-war protests take place across US after Soleimani killing(1/4)