8000kmも離れた場所から友人が緊急通報、発作を起こした青年が救われる
友人が5000マイル(約8000km)も離れた場所から緊急通報し、発作に見舞われた青年が救われるという出来事が起きた。
アメリカからイギリスの警察に通報
その発作に見舞われた青年とは、イギリスの街、ウィッドネスに住むAidan Jackson君(17)だ。
彼は1月2日、アメリカのテキサス州で暮らす女性ゲーマーのDia Lathoraさん(20)と、ネットで話をしていたという。
その時、突然Aidan君は発作に見舞われてしまう。彼の窒息しそうな声や様子に気づいたDiaさんは、急いでイギリスの警察に通報。
駆けつけた警察が、Aidan君の両親に知らせ、彼は一命をとりとめた。
通報があったと警官が知らせる
当時、Aidan君は2階の自分の部屋におり、彼の母親、Carolineさんと父親のSteveさんは1階でテレビを見ていたという。
やがて家の前に2台のパトカーと救急車が到着したが、Carolineさんらは他の理由で警察がこのエリアへ来たと思っていたそうだ。
しかしやがて警官が玄関に現れ、アメリカからこの住所の家に発作を起こした男性がいるとの通報を受けたと説明。両親が急いで階段を駆け上がり、2階の部屋へ行くと、Aidan君が苦しんでいたそうだ。
その後、彼は処置を受け、一命を取り留めたようだが、実はAidan君は昨年5月にも発作を起こし、予約した診察の日を待っていたとか。
母親のCarolineさんは、次のようにコメントしている。
「私たちは、Diaさんがしてくれたことにとても感謝しています。と同時に私たちが1階にいて、物事が起きているのを知らなかったことにショックを受けています。Diaさんはここの住所を知っていましたが、電話番号を知りませんでした。だから彼女がずっと離れた場所から、なんとか助けようとしてくれたことに驚いています。私は彼女に感謝の気持ちを伝えました。彼女も助けることができたと喜んでいました」(了)
出典元:BBC:Teenager having seizure saved by online gamer – 5,000 miles away in Texas(1/10)