コロナウイルスの影響か?武漢で不可解な現象が観察される
昨年12月に初めて中国・湖北省武漢市でその感染が確認されて以来、中国のみならず世界各国で感染者数を増やし猛威を奮う新型コロナウイルス。
一方、武漢市周辺ではその発生以降不可解な現象が複数確認されているという。
その現象とは、一体どのようなものなのだろうか。
武漢で確認される不可解な現象とは…
新型コロナウイルスの発生以降見られる不可思議な現象とは、野生生物の間に確認されているものだ。
中国の宜昌市、荊州市、漢川市といった武漢市と同じく湖北省に位置する市においては、先月28日複数の映像が撮影され、インターネット上に投稿されている。
その多くは、大群となったカラスの群れが飛び回る様子を映したもの。
このような光景は、これまで確認されたことがないものだという。
さらにこれらの映像を視聴した中国のネットユーザーの中には、同様の現象が湖南省の焦作市、濮陽市といった地域や、北京市、天津市といった都市においても発生していることを指摘する人も現れている。
そんな中の一人である北京のネットユーザーは、北京北西部に位置し北京大学や清華大学を擁することで知られる海淀区において、投稿されていた映像に映るものよりさらに巨大なカラスの群れを目撃したと主張。
“少なくとも1000羽のカラスがいた”などとしている。
中国のネット上で繰り広げられる推理とは
このような現象が発生する理由について、中国のネットユーザーらは様々な推理を繰り広げている。
オンライン上のコミュニティに属するある人は、カラスが死肉を食らう動物であることを指摘した上で、カラスに対する中国固有の考え方を織り交ぜこう記す。
“お年寄りは、カラスは人が死ぬ前であったとしても、死の匂いを嗅ぎ当て予測することが出来るようだと言う。言い換えれば、彼らは死にゆく人特有の臭気を嗅ぎ分けることが出来るが、我々人間には(それが)出来ない。そして彼らはその人が死ぬのを待ち、その周りを周回する。中国文化においてカラスが不吉であるとみなされ、常に死と結び付けられるのはそのためだ”
カラスのみならず蚊にも見られる異変
一方、異変が起きているのはカラスだけではない。
北京の海淀区においては1月25日、道路の下部に位置する壁に大量の巨大な蚊が群がる様子も撮影されている。
时间2020年初一,坐标北京海淀区
越冬的"蚊子"? 没有听清楚,不确定。
意味什么呢? pic.twitter.com/yvDeqOlScN— Raymond (@Raymond999USA) January 27, 2020
この映像を投稿したネットユーザーは、”こんなことはこれまで見られたことがない。本当にとても異常なことだ。関連分野の研究チームは、訪れて調べられるか?”と驚きを露わにしている。
このユーザーの他にも北京に暮らす人々は、通常北京の蚊は冬場には人目につかない場所に隠れて越冬するため、見ることが出来ないことを指摘している。
北京の冬の寒さは非常に厳しく、映像の中で見られるような成虫の蚊は通常であれば4月まで見られないという。
それではなぜ冬場には見られないはずの蚊が、人目につく場所に存在しているというのだろうか。
これについては、一部の人々が興味深い指摘を行なっている。
古くから伝わる知識においては、越冬する蚊が大量に発生したりあるいは初春に蚊が現れると、それらの蚊が伝染病の流行をもたらす可能性があるとされるというのだ。
収束まで長い道のりか
中国から発生したコロナウイルスは、日本でも徐々に感染者数を増やしている。
これまでの国内の感染者数は、横浜港に停泊しているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」において感染が確認された人を含めると、合計162人に上ると伝えられる。(2月10日時点)
しかし、収束までにはまだ長い道のりが待ち構えていそうだ。
香港大学李嘉誠医学院の学部長で教授のGabriel Matthew Leung氏の報告によると、強力な介入策が適所で行われなかった場合、感染者数は6.2日ごとに2倍になる可能性があるという。
さらに教授は新たな感染者数が、4月に最大で1日約20万人に達する可能性があるとも指摘している。
また重慶市、広州市、深セン市といった都市においては感染者数のピークが5月に訪れ、その後数ヶ月以内に中国国内における感染者数の総数は1800万人、死者数も100万人から200万人に達する可能性があると伝えている。
世界各国において感染者数を増やし続ける新型コロナウイルス。その脅威が過ぎ去る日が訪れることを願うばかりだ。(了)
出典:The Epoch Times:Are Unusual Animal Phenomena in China Related to Wuhan Coronavirus?(1/30)
出典:NHK NEWS WEB:クルーズ船での新たな感染確認は65人 厚労省 (2/10)