【新型コロナ】第2次大戦以来、初めてウィンブルドン大会が中止へ
テニスの4大大会の1つである「ウィンブルドン選手権大会」が、予定していた試合を中止すると公式に発表した。
1945年以来初めてのこと
「ウィンブルドン」の主催者である「オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(AELTC)」は1日、感染が拡大している新型コロナウイルスの影響により、予定していたトーナメントを行わないと発表した。
トーナメントは今年の6月29日に開催される予定で、以前は主催者側も開催に前向きだったようだが、先週開かれた緊急会合で中止(延期)を決定したという。
「ウィンブルドン大会」が中止になるのは、第2次世界大戦が続いていた1945年以来初めてのこととされている。
It is with great regret that the AELTC has today decided that The Championships 2020 will be cancelled due to public health concerns linked to the coronavirus epidemic.
The 134th Championships will instead be staged from 28 June to 11 July 2021.https://t.co/c0QV2ymGAt
— Wimbledon (@Wimbledon) April 1, 2020
来年の同じ時期に開催予定
また第134回目となる今回の大会は、約1年間延期され、2021年の6月28日から7月11日に開催される予定だという。
主催している「AELTC」は次のように語っている。
「私たちの心の中にある一番大切なことは、ウィンブルドンに集まってくれる全ての人々の安全と健康です。それらの人々とは、イギリス市民や世界各国からの観光客、私たちの選手たち、観客、メンバーやスタッフ、ボランティア、パートナー、契約企業、そして地元の人々など、全てです。また(私たちには)世界的に困難な状況に取り組んでいる社会の努力に対する、より広い責任もあります」
この決定を受けて、8回も大会を制覇しているロジャー・フェデラーは、「打ちのめされている」とツイート。
Devastated https://t.co/Fg2c1EuTQY pic.twitter.com/cm1wE2VwIp
— Roger Federer (@rogerfederer) April 1, 2020
また前回女王のシモナ・ハレプ選手もツイッターで次のようにコメントとしている。
「今年ウィンブルドンが行われないと聞いて、とても悲しい。昨年の最終戦は、私の人生の中で、最も幸せな日として永遠に残り続けるでしょう。しかし私たちはテニスよりも大きなことを経験している。ウィンブルドンはまた戻ってくる! それはつまり、タイトル防衛を楽しみにする時間が長くなるということ」
So sad to hear @Wimbledon won’t take place this year. Last year’s final will forever be one of the happiest days of my life! But we are going through something bigger than tennis and Wimbledon will be back! And it means I have even longer to look forward to defending my title 🤗 pic.twitter.com/PmppwUuKtD
— Simona Halep (@Simona_Halep) April 1, 2020
現在、オリンピックやEuro2020も延期が決定しており、他にも多くのスポーツ大会が中止や延期を余儀なくされている。(了)
出典元:METRO:Wimbledon cancelled for first time since World War II due to coronavirus crisis(4/1)