コンゴ民主共和国でUFOが墜落?ジャングルで見つかった物体に人々も困惑
アフリカのコンゴ民主共和国で、正体不明の物体が落下しているのが発見され、人々が関心を寄せていたという。
「何かは正確にいうことはできません」
その物体が見つかったのは、コンゴ民主共和国のBas-Uele州にあるジャングルの中だという。
それは銀色の物体で、ソーラーパネルのようなものがついていたが、地元の人々の中にはUFOではないか、と疑う人もいたとか。
またBas-Uele州のValentin Senga知事も、「現在のところ、それが、どんな種類のデバイスなのかを正確に言うことはできません。興味深いのは、情報局や地元の航空当局も、国の空域をこの物体が侵犯したという情報がないと主張していることです」と語っていた。
しかしその後、この物体がAlphabet社の子会社「Loon」のプロジェクトで打ち上げられた気球であると判明する。
An unidentified flying object fell yesterday near the town of Buta (close to Kisangani) in Bas-Uélé. It looks like a communications equipment. @planet4589 is quoted on InterviewCD saying it’s not a satellite. Does anyone know what it is and who it belongs to? #Congo #DRC #Telema pic.twitter.com/NA3f1XvI1H
— kambale (@kambale) August 25, 2020
遠隔地でもネットに接続できるサービス
「Loon」は、観測気球を使って僻地でも人々がインターネットに接続できるようなプロジェクトを立ち上げており、今年4月にもケニア上空に気球を打ち上げたという。
当初は「Loonプロジェクト」と呼ばれていたが、その後進化して企業となり、商用サービスを始めたそうだ。
「Loon」の気球は上空20kmを移動し、動きや距離を追跡するアルゴリズムで複数の気球を配置し、遠隔地でも人々にネット接続を可能にしている。
Object identified. Thanks to all who pointed me to right direction. So far no comment from #Congo-lese Govt or #Google. Object that crashed is #ProjectLoon #Kenya #HBAL166 that crashed in Congo over 1600 km from Kenya. #HBAL166 #LN166 #ProjetLoon #Alphabet pic.twitter.com/Olc4g6W4lO
— kambale (@kambale) August 25, 2020
自社の気球であると認める
今回の気球について「Loon」のスポークスマンも自社のものであると認めており、この地域においてコントロール・ランディング(着陸)を行ったと述べている。
また着陸は安全に行われ、地元の航空管制室とも協力し合い、人々のいない場所に気球を着陸させたという。(了)
出典元:NYPost:‘UFO’ found in Congo turns out to be Project Loon balloon(2/28)