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中国政府が内モンゴル自治区の教育を中国語へ、文化的虐殺だと抗議の声

中国政府が内モンゴル自治区の教育を中国語へ、文化的虐殺だと抗議の声
Twitter/漁夫

中国北部にある内モンゴル自治区で、言語に関する新しい政策が導入されようとしており、これに対して住民らが抗議の声を上げた。

 

学校で使用言語を変更

 

中国共産党は先日、内モンゴル自治区内の学校において、教科書などで使われる言語をモンゴル語から中国語(北京語)へ徐々に置き換えるとする、新たな政策を発表した。

 

この政策により学校で習う科目、政治学や歴史、国語、文学なども大きな影響が及ぶとみられている。

 

このため多くのモンゴル人も、学校での言語の変更は、自分たちの文化的アイデンティティを破壊し、中国文化に強制的に同化させるものだとして恐れているという。

 

そして現在、モンゴル人の親たちは子供たちを学校へ通わせず、家に引き止めてボイコットをしており、また多くのモンゴル人たちが学校の外で抗議の声を上げたそうだ。

 

 

下の動画は、中国の警察がモンゴル人の生徒たちを校舎内に監禁し、そこから脱出する様子とされている。

 

言語は唯一残された文化

 

遊牧民グループ「内モンゴル人民党」の議長であるTemtsiltu Shobtsood氏も、このような政策は「文化的大量虐殺」の一形態だと非難している。

 

一方、中国政府は、中国語の必要性は教科書やカリキュラムの高い基準を確かなものにするためであり、共有された言語を通して、共通のアイデンティティを作るためのものであると説明しているという。

 

しかしながら、アメリカに拠点を置く「南モンゴル人権情報センター」のEnghebatu Togochog氏は「内モンゴル自治区の人々は、自分たちの言語を最後に残された文化の1つだとみなしており、それらがここ十数年ずっと(中国政府により)ターゲットにされてきた」と語っている。その上で次のように述べている。

 

「モンゴルの人々は過去70年間、大量虐殺、政治的抑圧、経済的搾取、文化的同化、環境破壊など、多くのことを経験してきました。そして70年にわたる中国の強引な政策の後、モンゴル語はモンゴルの最後に残った象徴なのです」(了)

 

 

出典元:Fox News:Inner Mongolia protests China’s move to replace native language with Mandarin in schools(9/2)

参考:東京新聞:モンゴル語教育大幅に削減に住民反発 中国自治区で学校ボイコット運動(9/2)

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