ニュージーランドで新型コロナの制限緩和、オークランド以外は警戒レベル1へ
新型コロナウイルスの拡大が懸念されてきたニュージーランドで、今後大部分の街で制限が緩和される見通しとなった。
オークランド以外は警戒レベル1へ
Nzheraldによれば、ニュージーランド政府は9月21日に、多くの都市で新型コロナの警戒をレベル2からレベル1に引き下げる方針を示したという。
ただし第2波の震源地とされる都市、オークランドは現状の警戒レベル2.5のまま維持されるそうだ。
ジャシンダ・アーダーン首相はオークランドの制限緩和については、来週精査すると述べている。
人との距離制限も緩和
この制限緩和により、航空機やその他の公共交通において、人との距離を保つ制限も直ちに緩和される見通しになるという。
この措置は、航空会社の「Air New Zealand」にとっては朗報であり、同社はここ数カ月間も乗客の人数を制限してきたとされている。
またアーダーン首相は制限を緩和するにあたって、オークランド以外の地域でも観光客の増加を望んでいたことに理解を示した。
ただし全ての公共交通機関において、マスク着用は義務となっている。
ロックダウン後、感染者も緩やかに減少
ニュージーランドでは新型コロナの新規感染者が、8月11日に4人確認された。その後、オークランドを中心にロックダウンを行い、また行動制限を設けることで、徐々に新規感染者を減らしてきた。
8月14日と16日には新規感染者が13人、9月1日は14人になるも、9月11日には1人、12日には2人 13日には2人 14日には1人、15日には3人となり、ここ数日間1桁台に収まっている。
現在、オークランドでは10人以上が集まることが禁止されているが、来週状況を精査することにより、もし可能になれば9月23日から制限が緩和される可能性があるという。(了)
出典元:ABC.net:New Zealand to lift coronavirus restrictions in most of country on September 21(9/14)
出典元:NZherald:Covid 19 coronavirus: Auckland stays at level 2.5, rest of NZ likely to move to level 1 next week – Jacinda Ardern(9/14)