ドイツ人姉妹が作った新型コロナのボードゲームが人気、すでに2000個も販売
ドイツで、4人姉妹が作った新型コロナウイルスのボードゲームが、人気を博しているという。
父親が商品化を決意、アーティストも雇う
そのゲームを作ったのは、ヘッセン州の街、ヴィースバーデンに住むSchwaderlapp家の4人姉妹だという。
彼女らは春先のロックダウンの間に、時間を有効に費やそうとし、新型コロナのボードゲーム「Corona」を作りはじめ、パンデミックのニュースで知ったさまざまな要素を盛り込んだという。
そして父親のBenedikt Schwaderlappさんは、娘たちのゲームを商品化することを決意。カードやボードのデザインをするため、アーティストを雇い、完成させたそうだ。
現在ではすでに、この新型コロナゲームが2000個も販売されたという。
At a loose end during the first lockdown, four sisters in Germany decided to put their time to good use, designing a coronavirus-inspired board game – and it’s selling by the thousands!https://t.co/GlHjIiXbTU#innovation #covid19 #boardgame #corona #invention pic.twitter.com/ga5RI1MtPB
— British Design Fund (@FundingDesign) December 28, 2020
全ての食料品を届ければ勝ち
このゲームのプレーヤーは最大4人。設定は隣人の高齢者のために、リストにある全ての食料品を購入し、それらを最初に届けた人が勝ちとなる。
またプレーヤーはカードを集め、または交換することもできるが、途中ウイルスに感染して「隔離」されたり、買い溜めが起きていて、商品が購入できなかったりするなど、さまざまなハードルが用意されているとか。
このゲームのテーマは「団結」。また作ったRebeccaさんによれば、買い溜めや、イタリアのバルコニーで行われたコンサートのニュースなどを見て、さまざまイベントもゲームに取り入れ、カードにしているという。
しかし、あまりにも人気が出ているため、家族だけで運営するのは困難だったとか。実際に500個のボードゲームを箱詰めし、郵送してきたそうだ。(了)
出典元:Reuters:Coronavirus: The board game – German sisters’ invention sells out for Christmas(2020/12/22)