英で大戦中の高性能爆弾を発見、爆破処理する映像が凄まじい
イギリスで第2次世界大戦中に使用された不発弾が見つかり、先日爆破処理された。
ドイツ空軍の1000kg爆弾
その不発弾が見つかったのは2月26日、場所はイングランド南西部にあるエクセター大学付近の建設現場だという。
その爆弾は1000kgの「ヘルマン(高性能爆弾)」と考えられており、第2次大戦でドイツ軍によって投下されたもの。
翌27日には、イギリス海軍の爆弾処理チームの要請で100mだった非常線が400mに拡大。2600軒の住人と1400名の大学生が避難したそうだ。
そして27日の夜、不発弾が爆破処理された。その時の映像がこちら。
We’ve spent the last 2 days in Exeter supporting the huge multi-agency operation for an unexploded WW2 bomb. This is from the drone the moment it was detonated…
(the 2nd clip is thermal imaging)#exeter @BBCNews @SkyNews @DevonLiveNews @DC_Police @BBCSpotlight @itvwestcountry pic.twitter.com/LECX9foVTy— Devon & Cornwall and Dorset Police Drones (@PoliceDrones) February 28, 2021
UPDATE: This is the moment a WW2 bomb was detonated in #Exeter. Image courtesy of Exeter City Council. #Police would like to thank the residents of Exeter, particularly the 2,600 evacuated households and our partner agencies who have worked so hard to ensure the safety of all pic.twitter.com/fhxJFqBqT8
— Devon & Cornwall Police (@DC_Police) February 27, 2021
下は400m離れた家からの映像。爆発の煙などは見えないが、衝撃が伝わってくる。
#ww2bomb exploding 400m from my window in #Exeter just now! Managed to get a piece of WW2 bomb memorabilia hit the window too! pic.twitter.com/uKZW3aSVD5
— Robyn 🐝 (@Robyn_Clifford_) February 27, 2021
1942年の「ベデカー爆撃」
この時の爆音は数キロ先まで響いたとされ、問題なく処理されたそうだが、それ以降もしばらく住民は退避を余儀なくされたとか。
エクセター大学の歴史家であるTodd Gray博士によれば、この爆弾は1942年の4月か5月に、ドイツ空軍による複数の都市を標的にした「ベデカー爆撃」の際に、落とされたものと考えられるという。
この空襲ではエクセターにおいて、合計で300人の住民の命が奪われ、1734の建物が破壊されたそうだ。また1万8849軒の家が損害を被ったと言われている。
しかも最後の空襲では、数千もの焼夷弾と80から100発の高性能爆弾が投下されたが、そのうち40個は爆発しなかった可能性があるという。(了)
出典元:METRO:Hundreds still can’t return home after WW2 bomb blast(3/2)