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スシローが台湾で騒動、無料寿司を求めて戸籍名を変える人続出

スシローが台湾で騒動、無料寿司を求めて戸籍名を変える人続出
Facebook/台湾スシロー 台灣壽司郎

台湾の「スシロー」が開始したキャンペーンが、現地でひと騒動起こしているようだ。無料の寿司を目当てに、自らの戸籍名を「鮭魚」に変更する人が続出。台湾政府は軽率に名前を変えないよう、国民に注意を呼びかけている。

 

台湾「スシロー」の新キャンペーン

 

海外メディアによると、今週台湾では役所の戸籍課に多くの人が訪れ、正式な氏名変更を行ったそうだ。その人数は150人〜200人近くになり、彼らの新氏名には「鮭魚」の文字が含まれていたようだ。

 

これは、台湾のスシローが春の新キャンペーンを告知した直後の出来事。政府が発行する身分証(IDカード)の氏名欄に「鮭魚」という文字があれば、2日間、無料で寿司が食べ放題になるという内容のキャンペーンだ。本人だけでなく、同伴者5名までが無料になる。(下にあるのがその告知ポスター)

 

 

実際に「鮭魚」の2文字を入れた名前に変更した22才の大学生は、欧米メディアの取材を受け、「このキャンペーンはソーシャルメディアで拡散されていたので、多くの人が知っていました。僕は(2日間のキャンペーン中)15回くらいスシローに行きました」と話している。

 

台湾では戸籍上の名前を3回まで変えることができる。彼はそれを知っていたので、特に不安はなかったそう。数日後には元の名前に戻したとのこと。

 

ちなみに彼は、自分や親しい友人で寿司を食べただけでなく、他人を連れて行って通常の値段の30%を自分が受け取るという商売もやり、日本円にして21万円ほど儲けたと言う。

 

改名できるのがあと1回に

 

改名申請がいきなり増加したことに驚いた台湾政府は、スシローのキャンペーン第1日目の3月17日に、国民に注意を呼びかけた。名前を「鮭魚」に変更し、その後元に戻せば問題ないように見えるが、改名の機会が残り1回しかなくなるので、後々困るかもしれないというのだ。

 

また、「こういった氏名変更は時間の無駄であるばかりか、役所職員の業務を増やすことになる。役所の人的資源をもっと大切にして欲しい」と、内務局次官のChen Tsung-yen氏は言う。(了)

 

出典元:NBC News:‘Salmon chaos’ in Taiwan as people change their names to get free sushi(3/19)

出典元:Metro:Taiwan is having to urge people not to change name to ‘salmon’ for free sushi(3/19)

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