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アメリカで偽ワクチン接種証明書が横行。スペルミスで逮捕、キャスターが犯罪を奨励などの混乱も

アメリカで偽ワクチン接種証明書が横行。スペルミスで逮捕、キャスターが犯罪を奨励などの混乱も
Puddin Tain/Flickr

アメリカの一部では、新型コロナウイルスのワクチン接種証明書が、新しい生活の中で必要不可欠になりつつある。そんな中、ワクチン接種証明書の偽造も横行しており、混乱が生じている。

 

スペルミスで逮捕された24歳女性

 

旅行者が10日間の隔離が求められているハワイ。しかし、ワクチン接種証明書があれば、この隔離期間が免除される。

 

イリノイ州の24歳の女性は、ハワイを満喫するために、どうやら犯罪に手を染めてしまったようだ。

 

偽のワクチン接種証明書を空港で提示したものの、イリノイ州在住なのにワクチン接種証明書がデラウエア州だったこと、そしてなによりもワクチン名「モデルナ(Moderna)」を、「Maderna」と間違えていたことで偽造が明らかになり、逮捕される結果となった。

 

ニューヨークでは逮捕者続出

 

ニューヨーク市では、9月13日から飲食店や映画館などの利用時にワクチン接種証明書の提示が義務化されることとなった。

 

義務化に先駆け、ニューヨーク州ではワクチン接種証明書の偽造やデータベースへの不当アクセスによる逮捕者が続出している。マンハッタン地方検事局が発表したところによると、すでに15名が逮捕され、およそ250枚の偽ワクチン接種証明書が販売されていたという。

 

キャスターが犯罪を推奨?

 

ワクチン接種証明書の提示義務化は、ワクチンを打たない権利を侵害するものだという声もある。

 

「偽造ワクチン接種証明書の作成、販売、購入は“深刻な犯罪”」というマンハッタン地方検事局の訴えに対して、反論したのがFOXニュース(保守系)のキャスター、タッカー・カールソン氏だ。

 

彼は「偽のワクチン接種証明書を購入することは“深刻な犯罪”ではない。まったくね。偽のワクチン接種証明書を購入することは、法を守るつもりのある、まともなアメリカ人が暴君に追い込まれた結果だ」と語った。

 

さらに「何が“深刻な犯罪”だと思う? アメリカ人に必要でも求めてもいない薬を押し付けることだ。とっても深刻な犯罪だよ。最終的には、誰かが思いっきり罰を受けるようにと祈ろう」と付け加えている。

 

 

カールソン氏は、「子どもにマスクをつけさせている親を通報しよう」と呼び掛けた「前科」もある人物だ。

 

言論の自由は守られるべきだが、彼の発言がさらなる犯罪の発生につながらないように願うばかりだ。(了)

 

参考:Washington Post「Tucker Carlson defends ‘decent, law-abiding Americans’ who buy fake COVID-19 vaccination cards」(9/3)

参考:WION「‘Maderna’? American woman caught after she uploads fake vaccine certificate with spelling error」(9/2)

参考:NHK「米ニューヨーク ワクチン接種証明書 提示義務化へ移行期間に」(8/18)

アイキャッチ画像出典元:Puddin Tain/Flickr

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